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与板町の楽山苑(らくざんえん)でことしも15日から24日まで10日間、ライトアップが行われており、江戸時代の豪商、旧三輪家の別荘として明治25年(1892)に建てられた楽山亭を中心とした庭園が見学者を引きつけている。 楽山苑は山の斜面を利用しており、楽山亭は同町の文化財。質素な建築様式が美しく、廊下に回船の船板を使うなど数奇を凝らしている。 さらに、三輪家と親交が深かった禅僧良寛が、維馨尼に宛てた「天寒自愛」の書簡を刻む歌碑。千利休の考案といわれる表千家の茶室「不審庵」を模して復元、建造された積翠庵(せきすいあん)。そして町文化財の十一面観音菩薩立像を安置する十一面観音堂と、見所はいくつもある。 そして水銀灯が照らし出す樹木、楽山苑を囲む竹林。ふつうなら今が満開の前庭のツツジの花が盛りを過ぎてしまったのは残念だが、新緑と歴史的な建造物が織りなす風景は幻想的だ。 初日15日は日中、好天に恵まれたこともあってか人出は多く、切れ目がなかった。ボランティアの解説員の説明に耳を傾け、楽山亭での抹茶のもてなしにも感激していた。 ライトアップはことしで8回目。当初は東北電力がライトアップを行ったがその後、町でライトアップを行っており、期間中に延べ5,000人くらいの見学がある。 毎日午前10時開苑、ライトアップは午後7時から9時半まで。18、19日は苑内でイベントを行う。18日は午後7時から8時半まで「琴と尺八の夕べ」と茶席、19日は午後1時半から3時半まで与板十五夜祭と楽山亭で聴くビートルズを行う。問い合わせは与板町役場企画課(電話0258-72-3100)へ。 |
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