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14日から3日間行われた三条まつりの最終日、16日は三条市神明町、神明宮(三上行雄宮司)で太々神楽が行われた。 神明宮は、県指定無形民俗文化財「三条神楽」として市内の神社が伝承する神楽32舞のうち27舞を保存する。 神明宮怜人会(平原忠雄会長)の怜人7人と稚児15人が、15日夜と16日の昼と夜の計3回に分けて神楽を披露、奉納した。 16日昼は、午後2時から先稚児の舞に始まり、宮清、地久楽、榊、悪魔祓、鶏形、五行、五穀散、四神、稲田宮、花献、福神遊の舞の12舞を披露した。 初夏を思わせる汗ばむよ陽気で、怜人や囃子方などは額に汗をにじませて踊りを披露していた。拝殿を観覧席として開放し、稚児の親や年配の人など30人余りが座って典雅な舞を満喫した。 宮舞殿の回りには数十店の露店商が店開き。小中学生や小さい子どもを連れたお母さんたちが目当ての店に並んでいたが、神楽の太鼓や笛の音が聞こえると、その音楽に導かれるように宮舞殿の近くに集まった。 五穀散の舞では、苗を植えコメの収穫を願う舞で、踊りの最後に舞台の上から見物人に飴や菓子などをまいた。その終わりが近づくと宮舞殿の回りに人が集まり、怜人が投げる菓子に「こっち、こっち」「わたしにもちょうだい」と両手を広げていた。 また、ヤマタノオロチ伝説をモチーフにした稲田宮の舞では、須佐之男命(すさのおのみこと)と迫力ある大蛇の舞は見物人の目を釘付けにしていた。 |
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