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燕市・戸隠神社(星野和彦宮司)の春季例大祭は19日、午後4時からの大名行列、そして8時半からの舞い込みでクライマックスを迎えた。 大名行列は2人の天狗(てんぐ)が神輿(みこし)を先導。戸隠神社を出発して秋葉町方向に進み、1丁目の交差点を渡ってUターン。今度は仲町、戸隠神社前、東小学校、新町、燕駅前と進む約3キロを練り歩いた。 一方で午後8時まで横町の万灯が穀町や中央通りを回って若連中や踊り子が門付けして回った。 午後8時半からの舞い込みでは、戸隠神社前に集まり、拝殿に上がった総代らがちょうちんを振ったのを合図におたまさんやひょっとこ、十数人の若連中が拝殿に向かって全力で走った。 もう一度ちょうちんを降ると神社前で伊勢音頭を歌って気合いを入れた若連中が全力で拝殿に駆け込んだ。転ぶ人もいて見物していた人は「あぶない!」「すごい迫力だ」と圧倒されていた。 3回舞い込みを繰り返すと全員で拝殿に上がり「万歳」を連呼し、何人かの若連中を胴上げして終終了。続いて横町も同様に舞い込みを行った。 昔はふたつの万灯組がよくけんかした。けんかも祭りの華とはいえ、事故があってはならず、境内にロープを張るなどの対策を行っている。それでも横町の若連中が舞い込みを終わって拝殿を降りると、誰かが木場小路の敷地に入ったのか、つかみ合いのけんかになり、騒然とする一幕もあった。 そして最後の行事、御輿の宮入へ。祭りを終わらせたくない若連中が、拝殿前で神輿を入れないように押し戻し、それを3回繰り返してようやく神輿は宮入に成功。同時に大きな拍手が起こって祭りの幕を閉じた。 宵宮の前日は雨降りで、この日も肌寒い陽気と、ことしは天気に恵まれなかったが、祭りの熱気の前では小さな問題。人出も例年と変わらず、「燕っ子」は祭りに熱中した。 ■関連リンク |
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