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三条市は25日午後1時から三条市中央公民館で地域通貨フォーラムを開き、地域通貨の歴史や循環する仕組み、効果といった基本的なことを先進地の事例をまじえて紹介する。 沢村明新潟大学経済学部助教授が司会・コーディネーター、地域通貨の研究者の泉留維(るい)都留文化大学非常勤講師と千葉市で地域通貨「ピーナッツ」を発案した村山和彦さんが講師。 地域通貨地域通貨の歴史や循環するしくみなどの基本的な知識や、地域通貨が地域や市民の交流にもたらす効果など先進地の事例を紹介する。 地域通貨に関心を持つ市民やNPO、事業所など、フォーラムを通じて地域通貨について学び、意見交換してもらう。 地域通貨とは一定の地域や会員などの間で「自分ができること」「自分がしてほしいこと」などのボランティアサービスを相手と交換するとき、その善意へのお礼として使えたり、買い物や地場産品の購入などに利用できる「お金」のような仕組み。 円やドルなど法定通貨はどこでも誰もが使えるが、地域通貨は一定の地域や会員間などでしか使えない代わりに誰でも発行できる。1990年ころから世界的に広がり、今では3千以上の地域通貨が発行されているという。 地域通貨の種類は紙幣、小切手、通帳タイプとさまざま。利用方法も購買力を高め、地域経済の再生を図ったり、ボランティアを享受しコミュニティーの再生を行うなど地域に合わせて多種多様な形がある。 県内ではことし2月に上越市が始め、村上市でも3月下旬から試験運用を始めるなど、県内でも広がりを見せるなか、三条市でも市の地域課題に対応した「三条版地域通貨」モデルの立ち上げを支援しようと、ファーラムを開く。 三条市で地域通貨をスタートさせるかどうかはともかく、まず、地元に適した地域通貨の利用方法を探るため、地域通貨研究会のメンバーも募集する。 研究会の参加には登録は必要ない。活動は月2回ていど平日の夜に集まり“三条市を元気にする”地域通貨の可能性を勉強する。参加資格や条件はなく地域通貨に関心のある人なら誰でも参加できる。 また、市のホームページでは「市民電子会議室」を開設し、市内外や県外の人が一緒に地域通貨に関する情報交換を行っている。問い合わせは三条市地域振興課(電話0256-34-5511、内線314)の市民活動担当へ。 ■関連リンク |
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