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県央東部合併研究会第2回会議が22日午前10時から三条・燕地域リサーチコアで開かれ、事務局が作成した将来都市構想検討の進め方や新市将来都市構想、住民アンケートの実施などを協議した。 委員62人のうち54人が出席。事務局から8月26日の第5回会議までの進め方の案や、事務局が作成した61ページにおよぶ新市将来都市構想案を報告し、合併の背景や将来都市構想策定の目的、地域特性、行財政や産業の動向、将来フレームなどを話した。 構想案の質疑応答で田上町の住民代表は「財政、人口などの話しが目立ち、合併の言い訳をしているようだ。市民レベルでは生命の安全、安心が大切で病院の問題などがさらっとしか書いてない。とくに飛び地である田上町は不安を感じる」と意見した。 事務局は「言い訳しているわけではなく、合併した場合に自由に使えるお金ができたら、それを住民サービスに向けていくので、財政は重要な問題」と説明した。 別の田上町の委員は「田上町が飛び地になることは大きな問題だから、加茂市の問題は重要。加茂市は県央に加入するのか。それともこの問題が大きく続くのか。田上町が飛び地のままなのか、加茂市も合併してつながるのかは大きな問題だ」と、飛び地の不安を話した。 同研究会の前身、準備会で委員長だった高橋甚一燕市長は「以前、加茂市長のところに行ったいきさつがあるが合併はしないと考えている。話の中で私たちが合併してメリットが見えたら入れてほしい、お手並みを拝見すると言っていた。研究会でもメリットが見えれば気持ちも変わるのではないかと思う」と答えた。 また、三条の委員は「構想案に記載されている信越本線、越後線、弥彦線の環状線化は三条市の長期計画の中には入っていないので市民の意見を聞かなければならない。さらにグランドデザインを作る過程で住民の意見を聞いている余裕がないから私たち代表の意見が重要になると聞いている。フォーラムでも住民の意見を聞く時間が少ない。セレモニー的に進めていいのか」と意見した。 これにこたえる形で燕の住民代表は「合併に関して足を引っ張る意見はよくない。合併していちばん得するのは三条だ。我々はどうマイナスにならないかを考えている。田上町も飛び地であるからだめだ無理だではなく無理なものをどうしていったらいいのか、合併したらどう幸せになるのか考えて、それでだめなら、その時やめればいい。前向きに考えてほしい」と話した。 また、将来都市構想に住民の意向を反映させるため住民アンケートは11月実施に決めたほか、6月2日に新潟県県央地場産業振興センターで開く合併フォーラムと7月8日に行う合併先進地などについて説明した。 2時間の会議の間、次々と意見が飛び出し、傍聴人も10人あまり訪れて合併に関する住民の関心の高さを示していた。 ■関連リンク |
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