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三条市内の鍛冶職人でつくる三条鍛冶集団(岩崎重義代表)は1、2の2日間、三条市金子新田、(株)山村製作所の工場で「さんじょう鍛治道場」を開き、県外から応募した受講者に鍛冶の技を手ほどきした。 さんじょう鍛治道場は三条市近隣の受講者を対象にした年6回のコースと県外の希望者を対象にした1泊2日のコースがあり、今回は後者で、38人が受講。うち半分は過去にも道場の門をたたいており、遠くは福岡から参加した人もいた。 道場は岩崎代表による刃物の歴史や鉄、鋼の性質などの講議に始まり、製作工程を頭に入れてから実技へ。師範1人が受講者2人を指導する形で経験者は菜切り包丁など好きな刃物、初心者は切り出し小刀を製作した。 焼き入れのための火造りでは、800度から1000度もあるコークスの炎を前に受講者は汗だく。中には自前の炉をもつ受講者もおり、師範の説明に真剣な表情で取り組んでいた。 それとは裏腹に師範は「私たちは、光と風を遮断して暗い中で行うのでもっと汗がでますが、きょうは涼しいくらい」と、まさに涼しい顔で指導に集中していた。 |
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