東三条駅前のえびせ本店と東店はひとつになって、3日午後5時から「わいわい肴屋海老勢」（布川節夫社長）として装いも新たにオープンした。

フレッシュな海老勢のスタッフ

新しくなった海老勢は495平方メートルの広さでカウンター、小上がり、個室、宴会場など210席を用意した。

入ってまず驚くのが個室ほどの広さを持つ玄関。そこから自動ドアが開くと若いスタッフの威勢のいい「いらっしゃいませ」の声に出迎えられる。

生まれ変わった海老勢の外観

店内は「和」ベースに黒を基調にするために桐の床に柿しぶを塗った。ライトは間接照明が店内をほんのり照らし落ち着いた雰囲気で、「プライベート空間」を重視した。

一人でゆっくり飲みたい人にはカウンターがおすすめ。通常なら8人程度腰掛けられるスペースを6席にし、ゆったりと幅を取った。

小上がりもテーブルとテーブルの間隔を開け、それぞれのグループがゆったり過ごせるようにした。

同店が最も力を入れたのは2階の個室スペース。壁は立体的で側面に手透き和紙を貼りその中に色が変化するライトを取り付けてあるので、やわらかい色とりどりの光がムードを盛り上げる。

色とりどりの間接照明がアジアンテイストを演出する個室

4人がけの個室は、それぞれの部屋をエスニックなデザインの絹ののれんで仕切り、1 階同様、間接照明のやわらかい光りが店内を照らしているため、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

8人がけの個室もあるが、人数によっては壁を移動し広くすることができる。また50人収容できる宴会場も少人数の団体が多い場合は仕切りをつくり個室にする。宴会場にはいくつかのクローゼットも設け、個室にした場合、各部屋にそれぞれのクローゼットが付くように配慮した。

夜は2階席が中心になるため、ドリンク類を充実させた厨房を設置し客の要望にすぐに対応できるようにした。

新装オープンに合わせてメニューも一新。料理は同店自慢の海鮮料理に加え一人では食べ切れないほどの量があるナシゴレンのピリ辛チャーハン(880円）、女性に人気のハニーシナモントースト（500円）、トーストにトマトペーストを塗ったトマトクロスティー二（160円）無国籍のオリジナル料理も充実させ、価格も百円代からと手頃に押さえた。

生ビール、日本酒など定番のドリンクに加えフルーツを盛り付けたトロピカルや、気軽に飲めるチューハイは本当のフルーツを使ったフレッシュチューハイ。お酒が飲めない人にも雰囲気を楽しんでもらおうとノンアルコールのカクテルも注文できる。コース料理は3,000円からでプラス1,500円で飲み放題のコースの場合は支払い時におつりが出ないように全て内税にしている。

もちろん定食やソバ類のメニューもあるので食事だけの人も大歓迎。ランチで人気の日替わり定食（600円）も従来通りなのがうれしい。器にもこだわり、近所に工房を持つ「みひろ窯」の尾崎實さんと奥さんの洋子さんが創ったものを使用する。

営業時間時間は午前11時から午後3時、午後5時から午前1時まで。同店が休憩している時間は東三条駅前の姉妹店「海茶屋」が開いている。

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