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(社)燕三条青年会議所(山田真一理事長)は、6日午後7時から三条・燕リサーチコアで6月例会を開き、いわゆる“NGO問題”で一躍時の人となった特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンの統括責任者、大西健丞さん(35)を講師に「県央魅力人の発掘・支援、〜考えようNPO支援〜」のテーマで聴講した。 会員や地元NPO法人の関係者など100人近くが出席。大西さんは、アフガニスタンや東ティモール、イラクなど世界の最前線で難民や避難民を支援するピースウィンズ・ジャパンの活動を現地で撮影した写真をスライド上映しながら生々しく話した。 たくさんの丸い物体が並ぶ写真に大西さんは「これは対人地雷で私が今まででいちばん恐かったのがこれです。イラン・イラク戦争では今でも2千万個の地雷が埋まっています」と説明。 イラク軍が使っていた要塞跡の写真を映して、「イラク軍が去ったあと、ごみや汚物で悪臭がします。このごみを掃除してきれいにするのもNGOの仕事のうち」と、地道な活動の一端を話した。 25万人に水を供給する施設の写真を映して、「これは鈴木(宗男議員)さんが私をいじめた写真のひとつ。私たちは5基あるポンプのうち3基はユニセフや国際赤十字から“ただ”でもらいました。設計、施工はピースウィンズ・ジャパンで行って6千万円くらいで造りましたが、ODAだと10億円かかる。鈴木さんが“やばい”と思った写真の一枚です」と話し、鈴木代議士に向けるほこ先の鋭さは健在だ。 ほかにも昨年9月11日の米国同時多発テロ直前のアフガニスタンの窮状を撮した写真や、自身の体験から出てくる大西さんの言葉を通して出席者はリアルタイムな世界を感じとっていた。 今回の例会は、地域ネットワーク創造委員会が主管し、県央地域のまちづくりに地元のNPOが積極的にかかわるきっかになればと、大西さんの講演を企画した。 ■関連リンク |
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