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平成12年7月から三条市内の小中学校で外国語指導助手(ALT)を務めるカナダ出身のレイ・ブライアン・ゴードンさん(29)は、間もなく2年の任期を終えて帰国するのを前に8日、高橋一夫三条市長に帰国のあいさつをした。 ブライアンさんは濃紺のスーツにエンジのレジメンタルタイのきちっとした服装で午後3時に市役所を訪れ、ノーネクタイでリラックスした高橋市長と懇談した。 ブライアンさんは「日本語はていねい語が、難しいですね」と話しながら、ネイティブ・ジャパニーズと変わらない完璧な日本語で、「お世話になりました」と高橋三条市長にあいさつ。2年間の日本での生活や外国での日本人の印象など、40分近くにわたり、ゆったり歓談した。 世界中の41カ国を訪れたと話すブライアンさんに、高橋市長は「英語圏の人はうらやましい。日本人は海外へ行くと言葉のハンデがあり深いディスカッションができない」。 ブライアンさんは「日本に来て、私も難しい会話はできない。けれど生活はできる。文法よりコミニュケーションの方が大事。自分が表現したいという思いがあれば、中学校で習ったていどの単語で伝わるもの」と話し、そのことを2年間、たくさんの中学生に教わったと感謝した。 来日前、日本に興味はあっても、子どもたちに教えることにはそれほど興味はなかったが、三条の子どもたちに接するうち、先生になりたいと強く思うようになったとも。「もちろん子どもたちのことは恋しくなると思う。その次くらいに給食も恋しくなる、とてもおいしかった」。 三条まつりにヤッコ役で参加した5月15日は、ブライアンさんの誕生日。「29年間、生きてきて、いちばん楽しい誕生日だった」と言う。 ブライアンさんの最後の授業は12日の第二中学校。全校生徒の前でさよならスピーチを行って別れを告げ、14日、帰国する。 |
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