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三条市出身の川上栄二さん(75)=東京都北区赤羽北=は10日、三条市の介護福祉に役立ててほしいと、ことしも軽自動車1台を寄付した。 川上さんは平成10年から毎年、三条市に軽自動車を寄付しており、今回で5台目の寄付。これまでと同じく100万円相当の軽自動車「ダイハツ・ミラ」を寄付した。 寄付した車はすべて「さくら」と命名、1年目の車を「1号」として順番に番号をふっているが、「4号」は欠番にしたので、今回は「さくら6号」に。1号は特別養護老人ホーム「長和園」で利用、それ以外は市の健康福祉課が管理し、高齢者の福祉活動に役立てている。 川上さんは夫婦で午後1時前に市役所を訪れた。市役所玄関前にずらりと勢ぞろいした川上さんが寄付した5台の車を背に、川上さんは高橋一夫三条市長にさくら6号の鍵を手渡した。 川上さんは三条市島田の出身で高校卒業後、上京しセラミックを使った製品の加工販売を開業。現在は第一線を退き、年金生活ながら、その年金などから三条市に車を寄付している。 「小さいときから世話になっている三条市に恩返しがしたくて始めました。もう75歳ですがお役に立てればと思って続けてきました」と川上さん。高橋市長は「なかなか5年間も続けるのは大変なこと。このようにしていただけるのは本当にありがたいです」と礼を述べた。 高橋市長は、市民やさまざまな団体の力で丸井今井邸が保存が実現した経緯を紹介。同時に丸井今井邸の見学を勧めると、川上さんは「それは素晴らしいこと。そういう気運が芽生えてきているんですね。三条の方が都会より(心が)温かい」と感激、その足で丸井今井邸の見学に向かった。 |
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