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三条市が会員を募って組織化した地域通貨研究会(25会員)は13、14の2日間、「地域通貨イベント〜未来の主役はぼくたち・わたしたち〜」を開き、2日目14日は三条市中央商店街や同商店街の丸井今井邸で子どもたちから三条の名物六角凧にちなんで名付けた地域通貨「カク」の利用を体験してもらった。 1日目13日の地域通過ミニシンポジュームで村上市の大滝聡さんと千葉市の村山和彦さんの話を聴いたのに続き、この日は地域通貨の体験。小学生を中心に子ども40人ほどが参加した。 子どもたちは、丸井今井邸の床掃除を行ったり、出店の準備や店番、かべ新聞の取材などボランティア活動を行い、代わりに小遣い券として1,000円相当の「1,000カク」をゲット。今井邸の中でところてんや手造りクッキーを販売する店をはじめ、中央商店街のアイスや花火など提供した13の協力店で、この日限りの使える「カク」で買い物した。 店番の子どもたちは「いらっしゃいませー。トウキビ100カクですよー!」と声をあげ、買い手が決まると買い手と握手をして「アミーゴ」と交渉成立のあいさつ。ボランティア活動を終わると買い物する側に回った。 同研究会会員が店番しているところでは、「もうちょっと安くして」と子どもたちは交渉に挑戦。「まけられない、もう一回店番してくれたら300カクあげる」や「しょうがない。100カクおまけして200カクでいいよ」と、おとなの作戦にまんまとのせられていたが、会話のある買い物を楽しんでいた。 地域通貨とは一定の地域や会員などの間で「自分ができること」「自分がしてほしいこと」などのボランティアサービスを相手と交換する時に、その善意へのお礼として使えたり、買い物や地場産品の購入などに利用できる「お金」のような仕組み。 三条市を元気にする地域通貨の可能性を勉強する同研究会の兵正浩会員は、「地域通貨とは、どんなものかまだわからない部分もあり、実践を先にやってみようと話し合い、このイベントで地域通貨を知るきっかけになればと思います」と話していた。 高橋一夫三条市長も参加しており、「わたしも封筒作りをして500カクもらって、トウモロコシとクッキーを買いました。大成功じゃないですか」と、地域通貨に期待していた。 |
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