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14日から続く大雨の影響で、三条市の調べでは大きな被害こそなかったものの、床下浸水、法面崩壊、林道被害、果樹落下、冠水、交通止め、溢水(いっすい)などの被害が各地で相次いだ。 三条地域消防本部観測では、14日午後の降り始めから15日午後4時までに雨量は、累計143.5ミリに達した。1時間当たりでは14日午後11時まで1時間の25.0ミリが最高だった。 床下浸水は、34件あった。町内別では条南町の8件を最高に西本成寺1で4件、南四日町4と桜木町、荒町2で3件ずつと嵐南地区の住宅地に集中した。 法面崩壊は荻島地内、石上1地内で、いずれも信濃川の川岸の斜面が崩れた。 林道被害は、林道の山腹が崩れたもので、崩れた部分の延長では普通林道麻布谷布施谷線の36メートルを最高に普通林道の布施谷長福寺線、布施谷線、吉田線、そして広域基幹林道麻布谷黒水線で計5カ所で発生した。 交通止めは5カ所で、元町地内の越前屋前、市道新通川右岸線、同四日町小仲野線、同上須頃下須頃線の下須頃地下道、同本成寺180号線で、ほとんどが14日深夜に通行止めになった。 果樹山地の大島地内では、18ヘクタールで果樹落下の被害があり、保内公園では遊歩道路肩が延長7.5mにわたって崩れ、田島2地内の五十嵐川河川緑地が水に覆われた。 溢水は11カ所で、第一産業道路山半漬物交差点、嘉坪川1付近、西四日町4のフクヤ前、西四日町4の味処ゆたか前などで水があふれた。 嘉坪川1地内のほらや精肉店付近では、小さな川があふれるのを防ぐため、あふれそうな部分に178袋の土のうを積んだ。 15日深夜は、旧保健所脇や茶ノ木排水路、大野排水路など7カ所でポンプ運転を行った。 14日からの雨は、接近する台風7号が梅雨前線を刺激して大雨になっており、先の台風6号で地盤がゆるんでいるところに今回の大雨で、一気に山腹の崩壊などが進んだようだ。 台風7号でさらに雨が降れば、それに比例して被害が拡大するのは確実で、十分な備えが肝心だ。 |
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