「健康と子供たちの未来と環境を考える」をテーマにした商品を企画販売する三条市鶴田1、(有)コデラエンジニアリング（古寺保治社長）。銅の微量金属作用で水の中の有害物質を除去、殺菌する「カッパー君」シリーズが全国的に注目を集めており、今月もシリーズに「健康イオンマット」を加え、ラインナップの充実を図っている。

全国的に注目を集める「カッパー君」シリーズ

「健康イオンマット」は、布団の下に敷いて使う。特殊マットに電子を集め、体内に電子が流れてイオン効果、マイナスイオン作用で体内細胞の活性化と免疫性を高める。特殊銅繊維フィルターと銅イオンで体のイオンバランスを正常化し、銅の殺菌効果でダニも防ぐ。冷え性の人などに好評という。

同社では、銅ファイバーのメーカー、(有)星光産業＝寺泊町寺泊磯町＝と銅ファイバーを使った携帯用浄水器、シャワー用浄水器、風呂用浄水器など8アイテムの商品を共同開発し「カッパー君」シリーズとして商品化した。

コデラエンジニアリングの古寺社長（右）と星光産業の渡辺英雄さん

古くから銅の殺菌能力が知られている。水に混ぜると強力な殺菌能力を発揮する微量金属作用という性質があり、水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタンを除去し、大腸菌O-157、黄色ブドウ球菌などさまざまな細菌の減菌効果が確認されている。

大学や研究所で銅の作用を検証、残留塩素の除去の実験では、同じ銅でも銅板や銅線ではわずかに減少しただけだったが、繊維化した銅ファイバーでは約20分で99％除去するという著しく向上する結果が出た。

古寺社長は「初めて銅ファイバーが水の塩素の除去を見たとき、世界が変わるくらい圧倒されました。銅は水の中の不純物を全部からめる上に殺菌効果で水も腐りにくくなります。また、銅はリサイクルしやすいので当社のテーマにぴったりだと思いました」。

銅ファイバーと不織布を折り込んだ布で作った靴下は、殺菌作用で足の臭いが減少したり、生け花を入れた花瓶に入れると花が長持ちすることもわかった。これらの取り組みは県の「ゆめ・わざ・ものづくり」の支援も受けてベンチャー企業としても認められた。

銅ファイバーはあらゆるところに使用できるため、空気清浄機、24時間循環風呂、レストラン、病院、老人ホーム、ホテル、旅館、食品加工用の水を利用している企業など今後は業務用の企画開発にも取り組んで行く。

古寺社長は「薬物を使った殺菌でもないし、人間にとって必要不可欠な水を安全なものにもします。人が健康になるためのお手伝いができると考え、広い意味での大きな社会貢献になると思っています。銅ファイバーに興味を持っていただける事業主さんは、ぜひ一度ご相談ください。一緒に企画開発していきましょう」と呼びかけている。

取り扱いは同社（電話0256-38-4147）かJAにいがた南蒲各支店経済施設課へ。

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