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三条市歴史民俗産業資料館(羽賀吉昭館長)では、8月14日まで「市民寄贈による村山半牧とその盟友たち展」を開いており、三条市横町2、杉野工業社長・杉野奎司さん(72)がことし2月に同資料館に寄贈した三条文人、村山半牧を中心とした作品を展示している。 杉野さんが寄贈した29点を公開する企画展。スペースの都合で展示できない4点は途中、展示替えを行ってすべてお披露目するもので、半牧のほかに富岡鉄斎(1836〜1924)3点、藤本鉄石(1816〜63)1点、田能村直入(1814〜1907)2点を含む。 村山半牧(1828〜68)は、数多い三条文人の代表のひとり。三条古城町に生まれ、関西、九州に遊学し、思想的影響を強く受けた京都で鉄斎らとの出会いがあり、それで“盟友たち展”というわけだ。 半牧は作品によって手のかけ方に大きな違いがあり、どちらかといえば勢いに任せて描いたものが多い。しかし『王建章模写山水図』では、自身の筆法より模写を優先し、半牧らしから繊細な描写を見せているのが興味深い。 鉄斎の筆遣い、鉄石の線の強弱、直入の米法の点描などの特徴を半牧の作品と見比べてみてもおもしろい。 同資料館では、今回の企画展のカラー図録(300円)をはじめ、しおり(6枚組200円)、絵はがき(10枚組100円)などを販売している。7月31日、8月5日、12日は休館、それ以外の9時から午後4時半まで、入場無料。
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