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新潟と福島を結ぶ交通不能国道、一般国道289号最長となるトンネル、八十里越え9号トンネルの起工式が8日、下田村五百川、スポーツセンター「はやぶさ」で行われた。 国土交通省長岡国道事務所(玉木誠所長)では、9号トンネル付近で起工式を行う予定だったが、アブに刺される恐れがあるため、屋内に会場を移して午前11時から行い、国道289号線建設期成同盟会長の渡部恒三衆院副議長をはじめ、栗原博久、渡辺秀央、田中直紀ら地元代議士、平山征夫県知事、関係市町村の首長や議員など100人が列席した。 鬼頭平三北陸地方整備局長は式辞で「9号トンネルは日本有数の豪雪地帯で交通不能区間の工事を進めている。完成後は県境を超えた地域の活性化が期待される」と述べた。 渡部衆院副議長は「長い政治生活の中で八十里越は最も思い出深い事業。ふるさとの未来につながる大きな夢」とあいさつし、渡部衆議院副議長ら16人がくわ入れを行って工事の安全を祈願した。 八十里越えは新潟県側の下田村と福島県側の只見町を結び、工事は8号トンネルは貫通したものの、大規模な工事が必要な1、6、7、10号トンネルはまだ完成していない。 ことし7月20日から着工している9号トンネルは、越後三山只見国定公園内に位置し、新潟県側の標高588メートルから福島県側650メートルの地点までの延長3,173メートルを結ぶ。八十里越え道路全長11.8キロメートルのなかで最も長いトンネルとなる。 掘削土量は約22万平方メートルで、幅員7.5メートルで3メートルの2車線。工費はトンネル、地滑り工事など含めて約16億円。 9号トンネルは勾配などで最も困難な場所であることや工期中に降雪やイヌワシの保護を考慮しながら進め、平成15年12月までに260メートルを掘削の予定だ。 |
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