「そろばんの日」の8月8日にそろばん供養

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「パチパチ」とそろばんをはじく音の語ろ合わせで「そろばんの日」の8日、三条珠算簿記学校（田中久作学校長・13教場）では、午後5時過ぎから三条市本町3、曹洞宗宗正寺（牛膓法禅住職）で恒例のそろばん供養を行った。

「そろばんの日」に宗正寺で行われた三条珠算簿記学校のそろばん供養

昭和5年、同寺の観音堂で三条市で初めてのそろばん塾が始まった。それが同校の前身でもあることから、同校は46年、同寺境内にそろばん塚を建立した。そろばん塚は、黒みかげ石に“そろばん塚”と刻んだ石碑を台座に載せてある。

ことしも同寺本堂でそろばん検定の表彰式を行ったあとにそろばん供養を行った。境内は表彰に訪れた200人ほどの子どもたちでぎっしり。

牛膓住職は「これからも練習を続けてがんばってください。それから勉強できるのはおうちの人のおかげということを忘れないでください」と話し、そろばん塚の前に置いた焼納台に古くなったそろばん20丁を載せ、火をつけた。

それまでにぎやかだった子どもたちも、毎日のように手にしているそろばんが炎に包まれている様子には、さすがに神妙になって見入っていた。

そろばん供養のあとは折りたたみ自転車や自動かき氷機などの豪華商品が当たる大抽選会。一転して子どもたちは大はしゃぎだった。

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