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加茂市公民館(佐藤俊夫館長)では、12日から16日まで同公民館で水害写真パネル展を開き、加茂市内を流れる加茂川で昭和44年8月12日に起きた大洪水や復旧作業を撮影した写真118点を展示している。 加茂川は昭和58年に改修工事を終えて、今では市民の憩いの場となっているが、昭和44年の大洪水では川からあふれた水が道路まで激流に変えた。被害家屋は6,622世帯、道路や橋、水道施設など被害総額は実に178億円。9人の死者を出した。 展示している写真118点は、加茂市民俗資料館が所有する。水害の直後から集めた記録写真集昭和45年発行の「濁流また襲う」のネガから起こしたものや、新聞記事からの写真パネルで、平成2年に展示して以来、12年ぶりの公開になる。 40×50センチほどの写真パネルは色あせて青く変わりつつある3点のカラー写真以外は白黒写真。セピア色に変わっている物もあり記録の古さを物語る。 当時、子どもながら学校の後かたづけを手伝ったという加茂市30歳代の主婦は「あらためて写真をみると、想像していた以上。こんなに被害が大きかったんですね」と再認識。 東京から帰省して来場した40歳代の主婦は「当時16歳で、川のすぐ前に住んでいて水が家の中に入ってきたのを思い出します。きのうも見に来て、きょうは娘にも見せたいと連れて来ました」と、加茂川の歴史を写真と自身の言葉で20歳代の娘に伝えていた。 また、ことしは同公民館所蔵の「加茂川改修」16ミリフィルム4本をビデオテープに編集したのをきっかけに昭和44年に大洪水が発生したのと同じ日、12日に16ミリフィルムの上映会も開いた。ビデオテープは貸し出しも行なっている。 最終日16日は正午まで、それ以外は毎日午前9時から午後5時まで開いている。問い合わせは同公民館(電話0256-52-1953)へ。 |
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