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加茂商工会議所女性会(船久保紀子会長・30会員)は、21日午後2時から加茂市産業センターホールで女優で染色作家の磯村みどり「雪椿の花びら染め教室」と雪椿の花びら染め研究会発足会を開いた。 加茂市の花、ユキツバキを使って、加茂市の特産品開発、コミニュティビジネスを目指し、研究しようという企画。女優活動のかたわらに、草木染めや花びら染めの第一人者として知られる磯村みどりさんと、椿の花びら染めが観光資源になっている加茂市の友好都市、伊豆大島の夢工房・椿の花びら染めの金子ひろこ代表を講師に迎えた。
教室には同会と加茂市連合婦人会(有本タイ会長・350会員)の会員合わせて40人が参加したほか、一般も含む30人が見学した。 染めの原料は4月に加茂山公園雪椿園で採取した約5kgの花びら。真空−30度で冷凍保存していた花びらから染め液作り、下染め、媒染め、脱水アイロンがけをして完成までを磯村さんが紹介し、参加者はできあがりを想像しながら真白なハンカチに何本かの輪ゴムで絞り模様を作り、雪椿染めを体験した。 磯村さんは紫と紺の幾何学模様の紗の着物に白地の呂の帯で会場内をさっそうと歩き、「花の命の色だけ、素直に色を頂いてください」と、美容健康や自分の家族の話もまじえて指導した。 媒染めにクエン酸を使うと花の原色に近いピンクに、酢酸銅を使うと青緑に染まる。自分の作品の仕上がりに「すてき。思っていた通りに仕上がった」と参加者はそれぞれ満足していた。 見学者は「実際に作っていないので作る楽しさはなかったけれど、磯村さんの話がおもしろかった。今度は自分も作ってみたい」と、花びら染めのとりこになっていた。 一方で花びら染めの魅力もさることながら、磯村さんの洗練された凛とした着物姿に見学者は「素敵ね、きれいね」と、うっとりだった。午後4時から研究会発足会で磯村さんを囲んで交流パーティーを開いた。 |
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