|
三条地区勤労青少年福祉推進者連絡協議会(外山英一会長)は、23日午後7時半から三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」(長谷川トミエ館長)で高橋一夫三条市長を講師に講演会を開き、「日本の若者・外国の若者〜今・若者に期待するもの」をテーマに同協議会加入事業者やホーム利用者など70人が聴講した。 まず、高橋市長は「2年前ソレイユ三条でパソコン教室ができないかと、若い人たちが数百万円を用意して、受講料などで5年間でペイできればと始めたと聞いて驚いた。補助金をくれと言ってくる人もいるが、内心、日中友好で行くときは自分で出していくのに、商売で視察になんていうときは補助金。身銭を切って行けば効果が違う」と、同ホームのパソコン教室の取り組みを高く評価するとともに、補助金の弊害を指摘した。 商売は身銭でやるべきが持論の自身以上に若い人がきっちりしていることに感心し、「県内の19のホームの中でも三条は活発に活動し注目を浴びている。これも皆さんの先輩方と民間感覚の長谷川館長がすばらしいから」と持ち上げて本題に入った。 ほとんどは市長の立場というより、自身が社長だった(株)高儀で培った教訓や社員に求めたことなどを経営者の立場からの話だった。 「大きな声で返事やあいさつを」「男女平等、男女共同」「社会に出たとたんにプロ」「変化を恐れるな」「常に問題意識をもつこと」の5つにしぼり、それぞれについて自身の経験から話した。 変化を恐れないことを求め、「5年たっても10年たっても入社時と同じ仕事をしていたら不安に思ってください。そして社長や上司に聞いてみてください。“そんげこと考えんたっていい”と言われたらその会社は辞めるべきだ。会社は変化していかないと倒産して変わる」ときっぱり。 さらに「役所は倒産ははしないので、求められても緩慢なところもあるが、徐々に変化している」と、市職員には耳の痛い話も。現場に即した内容に参加者はメモを取って熱心に聴講していた。 また、講演に先だって高橋市長は同ホームの利用者4人と懇談をした。ソレイユネット(会員12人)の代表小林淳さん(31)と田辺信一さん(28)は、サークルメンバーの知識や技術習得、地域交流、世代間交流で市民へのパソコン技術の向上に貢献したとして7月に平成14年度優良勤労青少年クラブの厚生労働大臣褒章を受賞したことを報告。7月に勤労青少年フォーラム東京大会で、参加者招待を受け優秀作文賞を受賞し、全国勤労青少年会館館長賞を受賞、発表した関野香織さん(24)、さらに参加招待を受けた中沢見美さん(24)がそれぞれ報告、懇談した。 |
スポンサードリンク
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved.
|