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無登録農薬ダイホルタンの使用問題で燕市とJA燕市は、市役所職員や農協職員、各団体などに出荷できないナシ「幸水」買い取りを要請していたが、30日は用意したいナシの量を上回る申し込みがあった。 燕市の43戸のナシの栽培農家は、問題のダイホルタンの購入も使用もしていない。生産農家と農協などで対策会議を開き、風評の影響で産地として出荷できないのはやむをえないにしろ、少しでも地元で買ってもらえるよう呼びかけることを決め、生産農家と農協の連名の安全宣言文をつけた「幸水」1箱5キロ詰を1,000円で買い取ってもらうことにした。 30日は「幸水」1,600箱を用意したが、燕商工会議所など団体の買い取りでたちまち品切れに。そのため、予定した市役所職員や農業関係団体などへの販売分は底をついたため、次に収穫する品種「豊水」の買い取りを依頼することにした。 農協関係者は「幸水は、ナシの収穫の1番手でこのあと豊水、二十世紀などと続いていく。幸水は皆さんの協力で収穫は終わったが、風評が払拭されるまでは多少かかる」と話していた。 東京へ出張中の高橋甚一市長は電話で「燕の同じ市民として、農薬のとばっちりで迷惑がかかった農家の人たちを少しでも助けたいと、市長として農協や市議会、会議所など協力して対処した。ナシが不足するほど皆さんが困った人を助けようとした燕の市民性に対し、非常にに喜んでいるとともに、感謝の気持ちでいっぱいだ。農家の皆さんにはこれに負けずに頑張っていただきたい」と話していた。 |
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