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JAにいがた南蒲(小川政範代表理事組合長)は、4日午後1時に三条市大島、JAにいがた南蒲大島選果場で「梨安全証明と安全宣言」を行い、三条市の豊水ナシの出荷を再開した。 4日は10キロ入り箱800ケース、合計8トンを出荷した。ケースには安全宣言文と「安心な梨」とある安全シールをナシと一緒に段ボールケースに入れ、店頭で安全シールを一つひとつのナシに張ってもらう。 翌5日朝には新潟、三条、長岡、吉田の4市場に並び、出荷量が増える来週には県外にも出荷する。三条市より1日遅く検体に出した加茂市の出荷は5日からになる。 無登録農薬「ダイホルタン」の使用問題で8月24日からナシの出荷停止をしていた。生産者に対する実態調査、誓約書と防除歴の提出による事実確認、さらに三条市吉田、(社)県央研究所がナシ全品種のダイホルタン残留検査を行い、3日に豊水ナシからダイホルタンが検出されなかったことを報告、安全を確認した。 4日の安全宣言にはJA職員や生産者、高橋一夫三条市長、市職員らが出席。小川代表理事組合長は「JAにいがた南蒲の出荷するナシは安全であることを宣言します」と安全宣言文を読み上げた。
高橋一夫三条市長は「県やJAと話をして、焼却処分の費用、検体費用などを支援していく。こっそり食べていましたがたいへんおいしい」と話し、万が一、今後の流通に支障があれば役所、企業、市民などに消費を呼びかけると約束した。 無登録農薬使用問題が長引けば、今シーズンの果物出荷が大打撃を受ける可能性もあっただけに、出荷停止から10日余りでの再開に生産者の喜びは大きい。 生産者の金子俊哉さん(45)は「うれしいです。出荷しに来る人に笑顔がある。笑顔が戻った。廃棄処分のためにナシを運んできていたときには心からの笑顔はなかった」と言葉通りの笑顔だった。
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