ニュースタンク
|
...見出し一覧へ
|
|
三条LCと三条中央LCが邦楽コンサート(2002.10.6)
|
|
|
三条ライオンズクラブ(本間晃会長・76人)と三条中央ライオンズクラブ(石黒昭夫会長・89人)は、4日午後7時から三条市中央公民館で邦楽コンサート「悠久の調べ・和の響き」を開き、市民450人が邦楽器や雅楽器の演奏をたん能した。
|
三条ライオンズ、三条中央ライオンズ合同の邦楽コンサート「悠久の調べ・和の響き」
|
三条市・八幡宮の藤崎重康宮司を含む6人編成の邦楽アンサンブル「綾羅(りょうら)」が出演。尺八の藤崎重康、篠笛と龍笛の西原貴子、篳篥(ひちりき)と笙(しょう)の西原祐二、琵琶の石田さえ、二十絃箏(そう)の内藤洋子、十七絃の燕市出身大泉一美の構成だ。
いずれも着物を着て1曲目の「時空を超えて」は奏者が一人ずつステージへ登場。1,200年前に大陸から伝わった楽器が悠久の時を経て日本の伝統楽器となった時の流れをソロで奏でた。そのあとも篳篥と琴と十七絃三重奏や篠笛と琵琶二重奏など6曲を演奏した。
藤崎宮司は1曲ごとに曲の解説や楽器のルーツ、邦楽や雅楽についてわかりやすく説明した。全員演奏の「中国・韓国の調べ(茉莉花、アリラン)では「日本広しと言えど、なかなか聞けないアンサンブル。雅楽は1200年前から変わっていない。唐の雅楽が残っている。音楽を聞いても初めて聞いた感じがしないでしょう。日本の伝統楽器のルーツは中国で、同じアジアの音楽です。20数年前に初めて北京を訪れて琵琶を見たときに唐の時代のものと同じで、中国や韓国といやがおうにも関係があり、悠久の歴史を感じる。(中国や韓国の音楽家と)交流することでアジアはひとつだなあと実感しています」と話していた。
邦楽は学校の授業にも取り入れられるなど、このところちょっとしたブーム。しかし、雅楽などの生演奏にふれる機会はごく限られており、会場をほぼ満杯にした来場者は、悠久の音色にたっぷり酔った。
|