三条市などは20日午前9時半から午後3時半まで県央地域地場産業振興センターで2002産業祭＆農業祭を開き、三条産品の金物や農産物の即売、試食、体験など来場者はたくさんのイベントを楽しんだ。

20日開かれた2002産業祭&農業祭で本成寺の鬼の投げるモチに群がる来場者

産業祭イベントでは「技・体験・発見」をテーマに三条製品大即売会、一日鍛冶道場、刃物を使った競技イベントの木材早切りやナシの皮むき、雪吊りとロープワーク講習、木工工作広場、金物ガラクタ市。農業祭イベントは「味覚の秋」をテーマに新米や野菜や漬物の農産物即売、味噌づくり実演、打ち豆体験、秋の味覚の試食、本成寺鬼踊りなどを行なった。

農産物の販売コーナー

人気だったのは数々の試食。ライスパン、コシヒカリおにぎり、つきたてのモチ、五目おこわ、焼きイモと次々とふるまう秋の味覚に会場を半周するほどの順番待ちの行列が延びることもあった。

正午前に本成寺の鬼踊りのアトラクションが終わると、鬼たちによる「モチまき」。本成寺の節分会ではマメをぶつけられる悪役の鬼が、ここでは善玉。モチをまき始めると、試食に並ぶ人も「せっかく並んだのに」と言いながら、何となく縁起が良さそうな鬼のモチの魅力に負け、モチをキャッチしようと手を広げていた。

アジ切り包丁を制作した一日鍛冶道場

一日鍛冶道場には県外からから参加した人もいた。インターネットでこのイベントを知り、遠く静岡県から来場した夫婦は、自分の名前を作切して完成したアジ切り包丁に「ほとんどやってもらったけど楽しかった」と大満足だった。

この日は三条市内のほとんどの小学校で行われた文化祭と重なったせいか小学生の来場が少なく、関係者も「来場者は前回より少ないようだ」と話していた。

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