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燕とめがねで知られる福井・鯖江の商議所が意見交換(2002.10.23)
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燕商工会議所(高橋作衛会頭)は22日、同会議所を視察研修に訪れためがね産業で知られる福井県鯖江市・鯖江商工会議所(野村一栄会頭)の役員、議員らと懇談会を開き、地域産業集積の変化などについて活発に意見交換した。
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燕とめがねで知られる福井・鯖江の商議所が活発に意見交換
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午後1時半に燕側は高橋会頭をはじめ役員、議員ら11人、鯖江側は野村会頭をはじめ15人の合わせて26人が参加した。
高橋燕商工会議所会頭は「さまざまな経済環境のなか転換を繰り返してきた燕での情報交換が何かのきっかけになってもらいたい」、野村鯖江商工会議所会頭は「今、繊維産業は空洞化現象が止まらない。なんとか地場産業の技術を生かし新産業を。また、中国に対抗する新技術をと考えている。そんななかで燕はいろんな経済環境を乗り切っている地場産業転換の先進地。知恵をお借りできればと思う」とそれぞれあいさつし、懇談した。
燕商工会所から燕産地産業などの動向、現状と今後の取り組みについて話し、地域産業集積の変化と躍進企業の原動力について意見交換した。
鯖江市は人口約66,000人。国内シェア約90%を誇るめがね産業が有名で、それに加えて繊維、漆器が三大産業。5、6年前から一部にマグネシウムを使っためがねを生産しており、燕側に対して県が支援する燕のマグネシウム合金加工技術開発に向けた取り組みや、産地製造業者と産地問屋の関係などについて特に興味深く質問した。
逆に燕側は中国・上海に事務所の開設を検討していることからイタリア・ミラノに事務所をもつ鯖江に状況を聞いたり、地元の合併の動きを念頭に「(鯖江市の)隣りの武生との合併はあるのか」と質問した。
活発な質問や意見交換に切れ目がなく、予定した時間を30分延長。その後に予定した共同展示館つばめの見学は見送り、(株)青芳製作所の工場視察だけ行なった。
■関連リンク
鯖江商工会議所
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