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西蒲南部・寺泊合併検討協議会から吉田町の脱退を受けて高橋燕市長(2002.10.30)
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28日開かれた吉田町議会の合併調査検討特別委員会で、金子勝町長が吉田、分水、寺泊、弥彦、岩室の5町村で構成する西蒲南部・寺泊町村合併検討協議会からの脱退を表明した。明けて29日、市民から吉田町との合併に期待する声が目立つ燕市の高橋甚一市長は「(県央地域の)11市町村全部が一緒になるのが私は理想と思っている」「どういうふうになるのか見ていきたい」と冷静に受け止めた。
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新しい局面もプラス思考で冷静に受け止める高橋燕市長
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吉田町の脱退について高橋市長は「えっ、と思ったけれど、新聞を読んで多少うわさが流れていたとのことは知った。今朝(29日)の新聞に書かれていた内容しかわからないので、はっきりした原因などはわからない」。
燕市の吉田町との合併については「今は何かしようとは考えていない。県央東部合併研究会を一生懸命やっている」と、あくまでも県央東部の合併を進める立場にあることは変わらないとした。
29日午前10時から開かれた中央衛生センター組合理事者会議で、高橋市長は金子吉田町長と同席。「まさかと思った。驚いた。なかなか大変だね」と声をかけたと言う。
また、午後7時から市役所で開かれた合併に関する住民説明会「市長とのまちづくり座談会」には、市民40人が参加。とくに参加が多いということはなかった。
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29日開かれた燕市の市長とのまちづくり懇談会
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席上、市民7人が質問した。うち1人が吉田町の脱退に関連して「吉田町も東部に含めるという話しがあったそうだが、将来、吉田も入れるべきという意見も出ると思う。構想はあるか」と質問した。
高橋市長は「新聞の情報で知ったのが現実。書いてある理由だけなのか、わかりません。30日に4つの町村と会合を開いて説明すると書いてあった。南部の構成町村にも説明していないのでコメントは差し控えるべきと考える」と慎重に言葉を選んだ。
一方で「たった今、吉田にどうこうしようというのは内政干渉、11市町村全部が一緒になるのが私は理想と思っている」と今の県央東部5市町村の枠組み以外の選択肢がないわけではないと柔軟な姿勢を示し、「日がたって吉田町がどういう考えかわかるが、そういう段階になって誘うのはやぶさかではない。どういうふうになるのか見ていきたい」と推移を見守る考えだ。
一方、県央東部合併で最も規模の大きい三条市の高橋一夫市長は「金子町長の考えを聞かないことには、まったくわからない。私個人的には県央東部への影響はないと思っている」と話していた。
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