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[NUM総合講座レポート(6)]松井利直(株)松井フーズ社長(2002.11.7)
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平成14年10月30日
テーマ:「二代目経営者」
講 師:松井利直(株)松井フーズ社長
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経営大4年井上恵さん
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本日の講師は今話題の食肉関連の会社所長松井利直先生をお迎えして、お話を伺いました。講義の内容は、まず、社長が「社長の仕事の6割7割は社員教育です」とおっしゃる社員教育のお話から始まりました。それはマツフーズ第38期経営発展計画書とかかれた一枚の紙でした。ここには、経営理念、活動方針、宣言と誓い、挑戦課題、そして何をどのように考えどうしていかなければならないかを示す表がわかりやすくかかれていました。この紙は絶えず携帯し確認し社員が共有するために使っているのだとお聞きしました。これに続きご自身の経営において大切にしていることをお聞きしました。それらは、三つの蓄積(資本、人財、暖簾)の重視、狭き門の原理(狭い門から入れ)、小が大に勝つ方法(戦術と信頼できる人間づくり)、努力を信じること、良書を読み学ぶこと、親孝行をすること、凡事徹底(当たり前のことを当たり前にやる)、知行合一(改善すべきは勇気を持って行う)、ねばり強さと思いやるに心を持つこと、などをお話しいただきました。一貫して、商売には信頼が必要で、社長はそうした人財を作る必要があり、そのためには社員教育が大切であるが、それ以上に自分自身がしっかりとした生き方をする必要がある、と述べられていました。
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講師の松井利直(株)松井フーズ社長
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私は特に驚いたのは、かかれているものには確かに当たり前のことが述べられているのですが、当たり前のことすぎて忘れられているのではないかと思いました。当たり前のことをできずに、何かに取り組み実行したとしても、中途半端で終わってしまったり、何かが抜けたりしてしまうというというお話には、全く納得してしまいました。
今日はとても大切なお話を伺ったと思います。お忙しい中を私たち学生のために時間をとってくださるのも広い意味で人財の育成だとお考えになったからに違いありません。心から感謝いたします。
NUM総合講座レポートについて |
新潟経営大学は、9月18日から12月18日まで14回にわたり平成14年度総合講座を開設。各回の講座について同大学学生からレポートしてもらい、掲載する。
総合講座では、産業界で活躍する人を講師に経営の現状や経営戦略などを講義してもらい、学生に地域企業の経営の現実を正しく理解させ、今後の学習計画や人生計画を考えてもらうこと目的とする。
今年度の統一テーマは「企業を活かす・新潟を創造する」。一般の人も無料で聴講できるいわば公開講座で、幅広い受講を呼びかけている。受講申し込みや問い合わせは同大学学務課(直通0256-53-4490)へ。講座の日程は次の通り。
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