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spacer燕工高の地域の声を聞く会で三条工高との統合に意見相次ぐspacer(2002.11.9)

平成16年度に県立三条工業高校と統合が計画されている県立燕工業高等学校(稲葉雅之校長・生徒267人)は、8日午後4時から同校で学校評議員制度設置に伴う「地域の声を聞く会」を開き、学校に対する地域の声を聞いたが厳しい意見が相次いだ。

8日、燕工業高校で開かれた地域の声を聞く会

8日、燕工業高校で開かれた地域の声を聞く会

同窓会や後援会関係者、保護者ら7人と学校関係者など、あわせて約25人が出席。少子化や普通科志向をふまえ、県教育委員会はことし3月、2013年までの県立高校の配置案の中期高校再編計画(案)を公表。県内の高校を今の104校から83校に減らす計画を示したなかで、平成16年度に三条工業高校と燕工業高校を統合して県央工業高校(仮称)の設置を検討するとした。

学校側は経過説明のあと「地域の意見を聞き、それを県にあげる」「本年で創立40年になるが、初期の目的のようではなくなって入学希望者は少なくなっている」と説明した。

市民から「評議員制度も結構ですが、市民は内情がまったくわからないので、質問と言われても何を質問していいかわからない。もっと学校を開いて見せてほしい」と積極的な情報の提供、開示を求めた。

さらに「三条と燕の統合は承知している。県も財政の余裕はないと思うが、本当に統合なら新しい施設を作るべきだが、(三条、燕の)どちらかに入るのか」と施設整備の計画を質したのに対し、学校側は「今月中に中期計画が出ると思うが、私たちにはわからない。12月の県議会にははっきりする」と答えた。

同窓会関係者は「この敷地は(敷地購入費をまかなうために)燕市民の固定資産税を上げてまで買い上げ、県に寄付したもの。そういった市民の期待のなかでできて40年ということを胸においてほしい。入ってきた子どもを教えればいいと先生方は募集活動に無関心、目立たない燕工業になった。こういったことになるのは12、3年前からわかっていた、今になってからでは遅すぎる。先生方も企業などに行って、学校はどうかと聞いてくるくらいにしてほしい」と学校側の自覚や自助努力の欠如をにもほこ先を向けた。

保護者は「学校は学力を上げるためにあるもの、来年度はどれくらいアップなどの目標はないのか」「近所に住んでいてずっと生徒を見ているが昔は自分の子どもは通わせたくないと思うほどだったが、先生方の指導で今は表情のいい子が多くなった」「先生、生徒、PTAが一体となって信頼関係を築けければと思う。統合されても燕工業は良くなったといわれるようにしてほしい」とさまざまな質問や意見をぶつけた。

稲葉校長は「耳の痛いところもたくさんありましたが、反省し、全職員の共通意識としてしっかりやっていきたい。自分たちのことをしっかりつかみ、広報活動をしていく」と話し、1時間半で終わった。

学校評議員制度は校長が学校運営について地域住民や関係機関から幅広く意見を聞き、地域社会からの支援・協力を得て開かれた学校づくりを推進するもの。