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10月1日発足した燕市国際交流協会が海外経済セミナー(2002.11.12)
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10月1日に発足した燕市国際交流協会(山崎悦次会長)は、12日午後3時から三条・燕地域リサーチコアで第1回目の海外経済セミナーを開き、北東アジア研究のシンクタンク、(財)環日本海経済研究所の吉田進所長の講演を聴いた。
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10月1日発足した燕市国際交流協会が開いた海外経済セミナー
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同協会会員29人が受講。「環日本海交流〜新潟県(燕市)は、どう諸外国と交流を持つべきか 現状と課題〜」のテーマでに聴講した。
吉田所長は1935年京都生まれ。遼寧大学外国語学部ロシア語科卒、1976年から日商岩井(株)モスコー駐在員事務所長、専務取締役、顧問などに就任、2001年に退社した。
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講師の吉田進(財)環日本海経済研究所所長
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1999年から(財)環日本海経済研究所所長を務めており、これまでに日ロ経済委員会極東部会、経済同友会ロシア委員会、同中国委員会、日中東北開発協会吉林大学客員教授などを歴任している。
吉田所長は「新潟には月、火曜勤務、それ以外は東京で仕事をしている。燕には何回か伺ったが、これまでは話を聞く方で、勉強させて頂いている」と話し、同研究所も「単なる研究というよりも商売のプラスにと思い、『考えるのみならず行動せよ』を社是にして、そういう方向で努力している」と始めた。
北東アジア関係諸国各国の変化、新潟県の経済交流、日本の環境や中国市場の魅力などの問題点、海外進出にあたって成功例や失敗例、アンテナショップの提案についてなどに話を進めた。
「中国は今後も7%以上の成長率を保っていくのではないか。ロシアは99年から経済がプラス方向に動き始め、ルーブルの切り下げによる油価格の上昇、国内産業の復活などの要因がある。北朝鮮は苦しいが以前よりは若干、上がってきている。モンゴルでは石油、鉱産物の探査や外国資本の導入開始、スフバートル経済開発区を作る」とグローバルな視点から経済に関する情報を受講者に提供していた。
燕市国際交流協会は、燕市民と国際友好都市および諸外国との交流を推進して各国々との親善や友好を図ろうと設立。産業都市の振興を通じて人的、経済交流を進め、燕地域並びに地域経済の活性化に役立てる。
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