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spacer13日夕方の落雷で踏切が故障、4万戸余りで停電spacer(2002.11.14)

13日夕方のに発生した落雷で、三条市内のJR信越線の踏切では、遮断機が故障、1時間余りにわたり車両通行止めになった。また、東北電力(株)三条営業所管内では4万戸余りが最大1時間半近くにわたって停電し、市民生活に大きな影響が出た。

落雷により遮断機などが故障、1時間余りにわたって車両通行止めになった保内踏切

落雷により遮断機などが故障、1時間余りにわたって車両通行止めになった保内踏切

午後4時20分ころ、JR信越線保内踏切で落雷の影響によるものとみられる遮断機などの故障が発生した。1時間余りにわたって遮断機が下りたまま警報機が鳴り続け、午後5時37分に復旧した。

三条署とJR東日本では、踏切を車両通行止めにして車をう回させた。歩行者と自転車、バイクはJR東日本社員が安全を確認し、「ご迷惑をおかけしています」と声をかけては遮断機を手で持ち上げて横断させた。

JR社員は携帯電話で駅などと連絡をとりながら電車の運行状況を確認し、踏切を通過する電車はいったん踏切の手前で停止し、安全を確認してから通過した。

また、東北電力(株)三条営業所管内では落雷によって午後4時11分、三条市と加茂市、田上町で計41,102戸が停電した。大半は1、2分間の短い停電だったが、三条市内の東裏館、旭町、神明町、横町、一ノ門、興野、林町など約1,400戸では、午後4時45分までに順次、復旧した。

さらに、田上町田上地区と加茂市若宮町の230戸では、落雷から1時間20分以上を要し、午後5時34分に復旧した。

停電の原因となった落雷の直後から停電し、すでに外は暗くなり始めていただけに、停電が長引いた家は暗く、電気を使ったヒーターや電気カーペットなど暖房も消えた。

停電から間もなく東北電力には停電の復旧に関する問い合わせが相次ぎ、電話が話し中になることも。事業所では一日の仕事の締めくくりの時間帯でもあり、停電でパソコンも使えないのではイライラが募るばかり。なかには電話がつながるのを待ちきれずに直接、同営業所へ復旧の見込みを聞きに来る人もいた。

13日は強い冬型の気圧配置となり、日中は強風を伴って雨やあられが降り、次々と落雷が発生するなど大気の状態は不安定だった。