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三条消防に「火の用心」の文字入りリンゴ(2002.11.15)
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三条市西鱈田、駒形勝さん(67)は、ことしも4個のリンゴに「火の用心」の字句を一字ずつ入れて三条地域消防本部に寄付した。
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三条地域消防本部の受け付けを飾る「火の用心」の文字入りリンゴ
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そのリンゴは、同本部正面玄関の受け付けに並んでいる。真っ赤なリンゴの表面に黄色がかった白い文字がある。
書いたり皮をむいたりしたわけではない。リンゴの育成段階で保護袋をはずし、直射日光に当てて色をつける時期にビニール製の文字を形どったシールを直接、リンゴに張った。文字の部分だけ光が当たらず、色がつかないというわけだ。
駒形さんは5、6年前から毎年、「火の用心」の文字入りリンゴを育て、秋の火災予防運動に合わせて同本部に贈っている。
駒形さんの母の実家は加茂市の果樹農家。毎年、加茂署に「110番」のリンゴを贈っていることから、自分もやってみようと思いついた。本成寺地区で20年近く消防団に所属したこともあり、防火活動にと消防版にアレンジした。
駒形さんの畑には7本のリンゴの木があり、3組のリンゴにシールを張ったが、10月末に降ったヒョウの影響で完成したのは2組。ことしは雨が多くて、あまり赤くならなかったらしいが、文字は鮮明だ。
堀内消防長は「毎年、楽しみにしています。火災予防に役立たせていただき、感謝しています」。15日に同本部の見学に訪れた市内幼稚園の園児は、文字の書いてあるリンゴを不思議そうに見ていた。
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