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市内業界団体に対し燕市長が11市町村合併など説明(2002.11.21)
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燕市は7日までに市内13会場で住民に対する合併説明会を終わったのに続いて21日、「県央東部合併に関する業界向け説明会」を開き、参加者からの質問に高橋甚一市長は県央地域11市町村すべての大同合併を吉田、岩室、分水、弥彦、寺泊の関係5町村に申し入れたことなどを説明した。
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燕市が市内業界4団体に対し合併説明会
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午後3時から燕商工会議所で説明会を開き、燕商工会議所、日本金属洋食器工業組合、日本金属ハウスウェア工業組合、(協)つばめ物流センターの業界4団体の役員、理事など42人が参加。高橋作衛燕商工会議所会頭は「加茂、田上、吉田の動きもあり、合併は関心事であり、関係のあるところ。業界としても勉強させていただきたい」とあいさつした。
市当局から説明のあと、参加者は「燕市は東部(県央東部合併研究会)に加入しているが、三条とは性格がまったく違う。吉田は親せきであり、きょうだい。市民の多数も吉田と(合併を)望むのでは」と質問した。
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11市町村合併に意欲を示す高橋燕市長
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高橋市長は「(住民説明会で)13カ所回ったなかでそういった意見は多数あり、十分わかっている。市民性の違いは三条のどなたの性格が違うんだろう。総論として歴史のなかで言われてきたこと、30代の若い人たちはそんな話はしない。住んでいて良かったという町づくりをしてくださいという。燕と吉田が合併して地形からしても若い人に魅力があるのでしょうか。実際、若い人が動いているのは新幹線周辺」と答えた。
別の参加者は「三条と(合併)するのは当たり前、吉田と(合併すべき)と言う方が多いので驚いている。三条と反対、吉田と賛成の署名をという話が隣りの団地からきたが、これはあくまでも個人の問題、会社がやったら強制になる」という意見もあった。
高橋市長はそれらの意見に「全部が一緒なら反対はない。大同合併をすれば解消するのでは」と話し、11市町村合併についての申し入れをしているとした。
高橋市長は「皆さんは影響力の非常に大きい方ばかり、よくひもときながら熟知したうえで大勢にしゃべっていただきたい。いちばん頼りにしている。刻々と変わる情勢のなか、市民がいちばんいいという方向に頑張っていきたい」と話し午後5時に終了した。
また、説明会終了後、高橋市長は各町村に対して行った11市町村合併の申し入れの内容について明らかにした。15日開かれた県央東部合併研究会の首長会議で同研究会構成5市町村のほかに西蒲南部地域4町村と吉田町と加茂市に11市町村での合併を考える申し入れを提案し、賛成を得た。
吉田町には18日に三条市長と2人で訪問、申し入れに対し町長は「すぐに返事はできないが、話しはわかりました」と答えた。さらに20、21日と三条市長が都合が悪かったため高橋市長1人で同様に岩室、分水、弥彦、寺泊を訪問した。
岩室村長は「話の趣旨はわかりました」、分水町長は「話はわかりました。懸命に検討させていただきます」、弥彦は不在の村長に代わって対応した助役が「話はわかりました。村長にその通り申し伝えます」、寺泊町長は「趣旨はよくわかりました。今、任意協を構成している立場ですので、検討させていただきます」とそれぞれ回答した。加茂市へも近く申し入れする。
■関連リンク
県央東部合併研究会関連データ
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