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燕市国際交流協会が渡辺燕署長講師に国際理解講座(2002.11.28)
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燕市国際交流協会は、27日午後7時から燕商工会議所で第1回国際理解講座を開き、渡辺和雄燕警察署署長から「東南アジア事情(カンボジアなど)」のテーマで講演を聴いた。
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燕市国際交流協会の第1回国際理解講座
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渡辺署長は昭和24年生まれで、平成13年に燕警察署署長に着任。これまでシンガポール、マレーシア、ミャンマー、タイ、コロンビアなどを訪れており、10数年前に国連の活動に参加し滞在したカンボジアでの体験や外国人との交流などについて1時間、講演した。
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講演する渡辺和雄燕警察署署長
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渡辺署長はこれまでの体験から日本人の姿勢に「寛大になれ。日本ほどきっちりやる国はあまりない、もっとスローな生活をしてもいいのでは」「言うべきことははっきり言うべき。日本人は悪いなと思ったりするが外国の人はノーと言っても感情的なことには受けない」と求めた。
一方で海外で日本人が一目置かれるアジア人という感じを受けたことに「日本人に生まれてよかったと感じた」。
受講した同協会会員ら14人は、地雷や銃、ジャングル、サソリやマラリヤなどのことばの出てくる体験談でテレビや新聞などで目にするような話に、真剣に聞き入った。
講演のあと参加者の「命がけの活躍をやってこられたことに感動した。教育はどうなっているのか」に渡辺署長は「日本でいう寺小屋。村の子どもを集めてお寺で教えていた。子どもたちは勉強したくてしょうがない」と紹介した。
ほかにも参加者は暑さやストリートチルドレン、食べ物、日本との類似点など、渡辺署長が肌で感じた近隣諸国の事情に興味深く質問していた。
同協会では来年1月23日に第2回国際理解講座「中国大連」を開く。詳しくは同協会(電話:0256-63-4116)へ。
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