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茶道をたしなむ三条市内の男性を中心とする男子茶遊会（若穂囲明会長・11人）は、15日午前10時から三条市本町3、丸井今井邸で第10回市民呈茶席を開き、市内の女性が丸井今井邸に寄付する歌会始のお題茶碗をお披露目をするとともに、「クリスマス」を茶趣に点前を披露する。
お題茶碗を寄付するのは、同会会員と縁のある三条市林町1、矢久保ハツエさん。矢久保さんが買い集めたお題茶碗16個と干支（えと）の香合（こうごう）12個を寄付する。 お題茶碗には、天皇が催される歌会始でこれまでお題となった「波」「風」「歌」などの絵柄が鮮やかな色調で描かれており、新年を祝うように華やかな茶碗だ。 矢久保さんは高齢になり、自分だけで持つより「今井邸で開かれているお茶会で、たくさんの人に使ってもらいたい」と、同会を通じて寄付を決めたもので手出し今回、点出し（たてだし）茶碗としてお披露目する。 市民呈茶席は春夏秋冬と年4回開いており、今回の茶趣は「クリスマス」。洋風のテーマは珍しいが「流儀にこだわらず、名品主義にとらわれず、肩の凝らない茶席で、気軽にお茶を楽しんでもらう」という同会ならではの趣向だ。 今回は畳にカーペットを敷き、いすに腰掛ける立礼（りゅうれい）で行なう。道具合わせでどうクリスマスを演出するかは当日のお楽しみ。 若穂囲会長は「見たことのない茶室になると思う。お茶を飲んでみたい方、まったくの初心者の方も大歓迎です」と話している。茶席は1席30分ほどで、午後3時が最終受付で参加費は300円。 ■関連リンク
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