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今冬も下田村森町地内の五十嵐川にハクチョウ飛来(2002.12.15)
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ことしも下田村森町地内の五十嵐川にハクチョウが飛来し、地元の人をはじめ、休日には村外から見学に訪れる人もあり、華麗な冬の使者が目を楽しませてくれている。
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下田村森町地内の五十嵐川に飛来しているハクチョウ
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20年ほど前から毎年、同じ場所に飛来しており、11月下旬から3月中旬まで五十嵐川で越冬する。飛来数は年々増え、14日夕方には200羽近くが羽を休めていた。
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優雅な姿を披露する
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ハクチョウにえさを与えて世話するのは“ハクチョウおばさん”の愛称で親しまれる同村森町、小島タエさん(78)。初めは夫が世話をしていたが、8年前に亡くなってからはタエさんが代わって続けている。
午前7時ころと午後3時半ころの朝夕2回、えさを与える。えさは地元の人が寄付する“しいな”と呼ぶモミ殻のついたコメや学校給食で残ったパンが中心で、河原の土手上にある観察小屋に置いていってくれる。
年々、飛来数が増える一方、ことしは集まったえさが少なく、足りなくなりそうなので、控えめに与えている。
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ハクチョウの世話をする小島タエさん
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見学者のために雪が積もると土手上の観察小屋からハクチョウを間近で見られる河原まで雪を踏み固めて約20メートルの道をつくり、駐車スペースを除雪する。川面に優雅な姿を映すハクチョウを見られるのも、タエさんの毎日の世話があるから。
「毎年、ハクチョウがくるのを楽しみに待ってます。かわいいです」と目を細めるタエさん。「荒沢小学校の4年生も毎日、観察しています」とみんなで大切にしていると話す。
日中、ハクチョウはえさを求めて近くの田んぼなどへ飛んで行くので、見学するなら川へ戻って羽を休める夕方近くがいい。
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