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[NUM総合講座レポート(12)]五十嵐安夫(株)原信専務取締役(2002.12.23)
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平成14年12月11日
テーマ:「小売業と環境問題」
講 師:五十嵐安夫(株)原信専務取締役
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経営大3年竹石聡さん
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本日講演下さったのは、私どもの周りにある原信の専務、五十嵐安夫先生です。先生は、原信が本日のテーマにある環境問題に取り組んでいるその指揮を執っておられる方です。企業の環境問題は現場の仕組みだけではなく、経営そのものを変えていかなければ対応できない企業課題でしょうから、とても興味深いことをお聞きすることになりました。本日の教材は原信の「環境報告書2002」というできたての報告書を使って行われました。また、講演当日、日経産業新聞で原信が小売り外食部門で環境経営度ランキング全国3位に入ったことが披露されました。今回は身近なところに強烈な題材があり、とてもすばらしい勉強の機会になりました。
内容はかいつまんでしか書くことはできませんが、原信の省エネ・省資源化の取り組み、廃棄物の削減とリサイクルの取り組み、そして環境に配慮した商品揃えの取り組みに関してでした。
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講師の五十嵐安夫(株)原信専務取締役
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自分自身環境問題には少なからず興味を持っていましたが、企業が取り組まなければならない課題の多さに驚くとともに興味が深まりました。特に、店舗から出る野菜や果物などの生ゴミ(青果廃棄物)を堆肥化し、地域の生産農家に販売するシステムを作られたことを学び、少しでも無駄がなくなるように廃棄するものを少しでも減らす活動に感動しました。しかも、そこから安全な野菜を仕入れることで消費者に満足を提供できるというリサイクルができあがっていました。
お聞きして、消費者側との意識の開きを感じました。私たちは私たちの仮定の「廃棄物」を何も考えずに増やしています。「意識」することすらできてはいないと感じました。安全に関しても同様で、周囲が騒いではじめて「意識」し始めるのではないでしょうか?。
今回の講演は、自分の興味をとても広く深くして下さいました。また、自分の行動をどうしたらいいのかという課題も与えられた気がします。しかし、消費者を無視して問題のある食料品を平気で売りつける人たちばかりではないことを知り、とても安心しました。今日の講演を聴けたことを心から感謝します。ありがとうございました。
NUM総合講座レポートについて |
新潟経営大学は、9月18日から12月18日まで14回にわたり平成14年度総合講座を開設。各回の講座について同大学学生からレポートしてもらい、掲載する。
総合講座では、産業界で活躍する人を講師に経営の現状や経営戦略などを講義してもらい、学生に地域企業の経営の現実を正しく理解させ、今後の学習計画や人生計画を考えてもらうこと目的とする。
今年度の統一テーマは「企業を活かす・新潟を創造する」。一般の人も無料で聴講できるいわば公開講座で、幅広い受講を呼びかけている。受講申し込みや問い合わせは同大学学務課(直通0256-53-4490)へ。講座の日程は次の通り。
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