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年越し前に本成寺で恒例のすす払い(2002.12.29)
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三条市・法華宗総本山本成寺(鈴木日艸貫首)では、28日午前9時から同寺で恒例のすす払いを行い、1年間のほこりを払い清めて新年を待つ準備を整えた。
山内住職や門前信徒の約30人で行い、本堂に始まって寂光殿、客殿、奥書院と掃除を進めた。
マスクをして頭からタオルを掛け、その上から帽子をかぶった門前信徒は、5、6人が一列に並んで中腰のまま前に進みながら両手に持った約1メートルのタケの棒で一斉に畳をたたいた。
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慎重にほこりを払う山内住職
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らん間や柱の高いところは、2メートルほどの長い柄のついたシュロのほうきでほこりを払った。住職らは内陣の仏像や装飾のほこりを羽根のほうきで払い、乾いた布でていねいにふいた。
午前9時の気温は1.3度(三条地域消防本部観測)。前日のこの冬いちばんの厳しい寒さと比べれば冷え込みは和らいだとはいえ、戸を開け放って行うすす払いは寒いことに代わりはない。
手がかじかむような寒さでも、掃除に励めば励むだけ体も暖かくなり、「段段よくなる法華の太鼓」といったところ。畳をたたく音は思わず耳をふさいでしまうほど大きな音で、境内のどこにいても聞こえ、年越しが間近いことを告げているようだった。
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