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三条・丸井今井邸で富士山ばかりの写真展(2003.1.3)
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三条市本町4、丸井今井邸で2日から5日までと11日から15日までの9日間、「2003迎春・富士山写真展」が開かれており、市内のアマチュアカメラマンが富士山を撮影した写真ばかり14点が展示されている。
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茶や甘酒とともに写真で富士を観賞できる「2003迎春・富士山写真展」
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丸井今井邸保存会(加藤昇会長)が主催し、三条市鶴田4、佐川忠則さん(61)が撮影した作品を半紙サイズのパネルに納め、イーゼルに載せて展示している。
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佐川さんお気に入りの作品「河口湖」
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初日2日はざっと100人が来場した。帰省客が目立ち、東京都から里帰りした60歳代の夫婦は「33歳まで三条にいました。当時、今井邸に集金に来たことがあるんですよ。中に入ったのは初めて。写真は素晴らしいです」と、写真と丸井今井邸の両方を一度にたん能していた。
写真愛好者の来場も多く、「撮影は望遠ですか?、場所は?」と佐川さんに質問し、絶妙なシャッターチャンスの数々に「素晴らしいですね」と感心しきりだ。
佐川さんは1年のうち100日から150日を富士山の撮影に費やす。春夏秋冬、朝昼夜と富士を見続けてきた。雪の富士や湖のさざなみの向こうにそびえる富士、菜の花畑と富士と、さまざまな表情を見せる富士山と自然をとらえ、凛(りん)とした空気やさわやかな風さえ感じさせる。
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富士山ばかり撮り続ける佐川忠則さん
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佐川さんは、定年退職を機に昔から好きだった写真に本格的に取り組んで3年。県展で2年連続入選し、着実に評価を得ている。
県内の風景は15年、20年と撮り続けているベテランが多く、自分なりの変わったものが撮りたい、そして「飾って絵になる」と富士山を撮り続ける。
「向こうに住みたいとは思わない。たぶん住んでしまうと寒い朝など起きられなくて、いい写真は撮れなくなると思う。今は車の中で寝ているから起きられる」と、三条から出かけることにこだわっている。
午前10時から午後4時まで、入場無料。甘酒と抹茶のサービスもある。
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