三条市下保内、保内公園熱帯植物園は4日、新年初開館した。あいにくの大荒れの天気で午前中は数人の来園しかなかったが、洋ランやブーゲンビリア、ハイビスカスの花が咲く園内は常夏だ。
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常夏の保内公園熱帯植物園、右に大きく写っているのはカトレア
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温室では室温を20度に設定して管理しており、総ガラス張りのため日照や外気温などにより室温は変わるが、約15度以上には保っている。
温室の中では洋ランは年末から次々と開花し、青紫の模様が妖艶なバンダや花の女王とよばれるカトレア、家庭では2月ころから咲き始めるデンドロビュームやシンビジュームなどが楽しめる。
また、ピンクの花のブーゲンビリアやこの時期に真っ赤な花が満開になるマルバハイビスカス、家庭では考えられないほど大きく育ったポトスやフェニックス、バナナの実など南国の雰囲気を味わわせてくれる。
ほかにも、レモン、ミカン、パパイアなども実をつけており、温室でないと管理がむずかしくクリスマスに活躍したあとは家庭では枯らしてしまうようなポインセチアも葉の赤と深い緑が鮮やかだ。
同植物園では「大規模に鉢をならべての洋ラン展などは行なっていませんが、数鉢の花を写真愛好者や絵を書く人なども訪れてそれぞれに楽しんでいかれます。冬の管理方法や育て方などわからないことがあれば、気軽に声をかけてください」と話している。
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