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県央の青果市場で5日、初競りで活気にあふれる(2003.1.6)
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県央地域の台所をあずかる吉田町の新印青果西部地方卸売場と三条市の三条中央青果卸売市場は5日、市場の仕事始めとしてそれぞれ新春恒例の初競りを行なった。
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新印青果西部地方卸売場の初競りで次々と競り落とされる縁起物の宝船
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新印青果西部卸売市場では午前8時半から初市式を行い、金子勝吉田町長、高橋甚一燕市長や市場関係者ら290人が参加。田村正治新印新潟中央青果(株)社長は「合併などでここ2、3年で大きく様変わりしていくだろう。生産者や市場も合併し大規模に、集約していかなければならない」とあいさつした。
来賓あいさつのあと新春恒例の宝船の競りを行なった。宝船は全長1メートルほどで、メロンやリンゴ、ネギやダイコンを載せ、金、銀のモールで飾った縁起物だ。
買い手約50人が競り場のひな段に立ち、壇の正面に立つ競り人と威勢のいいかけ合いをして次々と競り落とした。
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活気づく三条中央青果卸売市場
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宝船は全部で17、うち果実を積んだ14は30,000から25,000円で、野菜などを積む3つは30,000から10,000円と昨年並みで競り落とされた。
(株)三条中央青果卸売市場(佐藤昭一社長)は午前7時から初市式を行い、高橋一夫三条市長や市場関係者約250人が参加した。佐藤社長は「流通全般に安全安心を心がける、顔の見える流通に配慮する、基本業務全般に見直しをかけ基本に返って誠意を込めた流通に取組む」の3つがことしのテーマとあいさつした。
佐藤社長は、三条市に寄付するメロンやイチゴなど果物を満載した宝船1つとみかん100箱、りんご50箱、バナナ20箱の目録を高橋市長に手渡した。
同市場はここ数年、行っていた宝船の競りをことしは見合わせた。乾杯と手締めで式を終わったあと、さっそくハクサイやダイコンネギやトマトと初競りを行い、市場には威勢のいい声が響いた。
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