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冷え込み和らぎ青空がのぞいた3学期の始業式(2003.1.8)
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県内のほとんどの小中学校で3学期の始業式が行われた8日、三条市内22小中学校すべてもこの日、3学期の始業式を行い、学年のまとめとなる最後の学期をスタートした。
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三条市立井栗小学校の3学期の始業式で「画竜点睛」とある紙を見せて話す熊谷基校長
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三条市立井栗小学校(熊谷基校長・児童361人)では、午前9時15分から体育館で始業式を行った。通学路は4日から降った雪が積もり、ところどころに青空が見えるなか、元気に新年初登校した。
午前9時の気温は1.3度(三条地域消防本部調べ)で、最近の厳しい冷え込みはいくらか和らいだが、暖のない体育館ではコートを着ている児童も目立った。
熊谷校長は、まず児童と「あけましておめでとうございます」。そして「冬休み中、大きな事故やけがもなく終わり、みんながそろっていることをうれしく思います。きょうの始業式は自分の目当てを確かめる日」と話した。
熊谷校長は「画流点睛(がりょうてんせい)」とある紙を見せて、この中国のことわざを引用した。中国の絵描きが龍を描いて仕上げに目を入れたら本物の龍になって空へ昇った意味であることを説明、物事を完成させる最後の仕上げを3学期に例えた。
「一人ひとりの龍の瞳(ひとみ)は違うと思いますが、自分らしいまとめをしてもらいたい。3学期は短い。風邪なんかに負けていられません。みんなで元気に、いい3学期の仕上げをしてください」とラストスパートを求めた。
続いて2、4、6年生の代表ひとりずつが3学期の目当てを発表して閉式。児童は教室で通知表や冬休みの課題を提出し、午前11時35分で放課。翌9日から通常の授業が始まる。
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