13日昼に三条市で住宅火災、ストーブに手袋落とす

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13日昼、三条市南四日町3で住宅が燃える火事があった。けが人などはなかった。

三条市南四日町3、永井さん方の火災現場

午後0時50分ころ、三条市南四日町3、会社員永井良平さん(60)方の木造2階建て一部鉄骨造り約165平方メートルのうち115平方メートルが燃え、1時20分ころ火は消えた。

三条署の調べでは、永井さんが自宅の8畳の居間で、反射型の石油ストーブの上で手袋を乾かしていたところ、手袋がストーブの上に落ちて燃え上がった。

火を消そうとストーブに毛布をかけたが効果がなく、さらに2枚目の毛布をかけようとしたらストーブが倒れて燃え上がった。

永井さんは以前、建設業を営んでいたが、今は営業していない。木造住宅1階部分に鉄骨造りの車庫があり、出火元の住宅1階部分を中心に燃え、車庫はほとんど燃えていないようだった。

現場は嵐南跨線橋付近で、JR信越本線の線路近くの住宅な密集地。それでも住宅前の道幅は広く、消火作業がはかどり、年明けからの雪も収まって作業の支障にならなかったのは幸いだった。

結果的には、この火災は消火のために毛布をかけたが効果がなく、逆に裏目に出た可能性もある。三条地域消防本部では、何かをかぶせるのは空気を遮断し、密閉するのが目的で、濡れた布をかけ、すそを巻き込んで消火する方法もあるが、それよりも確実な消火器の使用を勧めている。

ことしに入って三条地域消防本部管内での火災はこれが1件目。