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三条商議所が平成15年会員新春の集い(2003.1.16)
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三条商工会議所(渡辺勝利会頭・2785会員)は、15日午後5時半からハミングプラザVIP三条で、平成15年三条商工会議所「会員新春の集い」を開き、会員ら384人が出席した。
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15日開かれた平成15年三条商工会議所会員新春の集い
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まず、渡辺会頭が年頭のあいさつ。「昨年は、出口の見えない長期不況の日本経済のなか、一向に改善の気配は感じられないまま終わった。戦後50年にわたり維持してきたあらゆるシステムが制度疲労を起こし、これに変わる適切なシステムの模索に苦しんでいる時期に遭遇しているといわれる」と大転換点を迎えながら、経済がそれに対応できていないことを指摘した。
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年頭のあいさつを行う渡辺勝利三条商工会議所会頭
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ITが国際競争を助長、過去の手法を陳腐化していること、行政に頼っては生き残られないことを話し、「この地域の会員に少しでも多くの勝組になっていただき他地域に少しでも有利になってほしい」と期待した。
また、商工会議所は右肩上がりの時代には「なかよしクラブのようなものでよかった」が、今は「当会議所に寄せられる期待は多岐にわたり、切実で大きなものとなっている」。そして「現会員への体制は必ずしも十分ではなく、ことしはみなさんと力を合わせて一歩でも変えていきたい」と決意を新たにした。
来賓の高橋一夫三条市長は「県央にあっては一番の課題は合併。合併は財政の健全化だけではという議論もあるが、日本は700兆円の負債を抱えている実情、合併が財政の建て直しに意義があるなら積極的に取組んでは行かなくてはいけない。市長という役をさせていただいてあと3カ月で一期目が終わる。最初から市の財政の健全化ということでやってきた。当初の予算では人件費は63億円くらいで退職者不保充等で人件費は54億、約9億円人件費で小さくすることができた。16年度予算は一番借金返しが多くなる年だが、総じて三条市の財政は健全な方向へ向かっていると思っている」。
来年度の予算編成に向けた市の支援策として「今回の予算編成のなかで新しい金融制度を出そうと思っている。事業計画をきちんと出していただくなかで保証協会と話をしながら損失の補填(ほてん)という契約を結んでいただいて使いやすい制度を設けていきたい。厳しい時代であるが、それを乗り越えるためにいろんな工夫をしていただき、行政としてもサポートしていきたい」と方針を明らかにした。
ほかに栗原博久、渡辺秀央両代議士の祝辞、平成15年新春躍進宣言の唱和、三条芸妓連の祝舞のあと、相田邦夫三条市議会議長の音頭で乾杯、祝宴に移った。
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三条商工会議所
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