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spacer加茂、田上の合併協議会設置に向けて初めての街頭署名spacer(2003.1.22)

加茂市と田上町の合併協議会設置を目指す「まちづくり市民会議」(鈴木利益代表)は22日、初めて街頭署名活動を行った。合併反対派として全国にも知られる存在となった小池清彦加茂市長。その勢いにかき消されていたようにも映る住民の両市町合併に対する賛否の声は、署名を契機に一気に噴き出し始めたようだ。

にいつフードセンターで行われた加茂、田上の合併協議会を設置に賛同を求める街頭署名

にいつフードセンターで行われた加茂、田上の合併協議会を設置に賛同を求める街頭署名

午後3時半から加茂市役所前、にいつフードセンターで街頭署名活動を行い、加茂市側請求代表者の鈴木代表と田上町側請求代表者の熊倉勝昌副代表をはじめ署名受任者の7人が参加した。

店内に署名用の長テーブルを設置し、「田上・加茂の合併を実現させよう!」とある看板を立て、メンバーは同様の字句のあるたすきをかけて「加茂市と田上町の合併に向けて署名運動をやっています。賛同していただけたら署名をお願いします」と買い物客に署名を呼びかけた。

進んで歩み寄って署名するや、捨てぜりふのように「合併反対派!」だけ言って立ち去る人、「絶対に賛成でもないが、反対ではないので署名しました」と言う人、遠巻きに眺めている人など、世代や男女に関係なく反応はまちまちだった。

署名した市内に住む40歳代の女性は「こういった活動は、いいことだと思います」、署名しなかった20歳代の女性は「どことも合併する必要はないと思っている」と賛成反対とはっきり意見を示す人も多かったようだ。

いずれにしろ、これまであまり表に出ることはなかった加茂市民の合併に対する賛否の姿勢が鮮明になり、合併を身近にとらえる機会となったのは間違いない。

鈴木代表は「感触はいい。市長の考えはおかしいと思っている人が出てきている。市長に反対だから協力しているといった人もいるようだ。加茂と田上は気質も似ているし、私の生まれる前から合併の話しはあった。三条や燕は気質が違う」。

加茂と田上は合併の最良のパートナーであることを強調しながらも、「加茂と田上で終りではなく。もっと大きな自治体になっていかなくてはと思っている。それの第1歩」と話していた。

田上側の熊倉代表責任者は「田上町の方の署名も思っていたよりいいペース」と町民の反応に好感触。今後、街頭署名は休日に行う考えだ。

まちづくり市民会議は、加茂青年会議所を母体に会員とそのOBの有志を中心に両市町の住民で構成。加茂、田上の合併協議会設置に向けた住民発議を行なうことで昨年11月22日に発足、活動しており、21日でメンバーは129人。

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