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日本初のコカリナ奏者、黒坂黒太郎さんが燕で指導(2003.1.27)
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燕市児童研修館「こどもの森」(樋口太弥人館長)は、26日午後1時から同研修館で日本初のコカリナ奏者、黒坂黒太郎さんを講師にコカリナ講座を開き、参加した小学生と保護者約40人にコカリナを直伝した。
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26日、燕市児童研修館「こどもの森」で開かれた黒坂黒太郎さんが講師のコカリナ講座
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コカリナはハンガリー生まれの木でできたオカリナ。長さ8センチ、直径3センチくらい円筒形の木に6個の指穴があり、押さえる穴の組み合わせて音階をつくる。
黒坂さんは1949年長野県上田市生まれのシンガーソングライターで、8年前にコカリナと出会った。ハンガリーで作り方から学び、満足できるものを完成させた。
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日本初のコカリナ奏者、黒坂黒太郎さん
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長野五輪では、五輪開催のため伐採された木でコカリナを製作、小学校に贈ったことからコカリナ合奏団が次々とでき、黒坂さんもコカリナ奏者として活躍。同研修館でもいち早くコカリナに注目してコカリナ講座を行っており、特別企画として黒坂さんを講師に招いた。
黒坂さんは「昔、何回か燕市や三条市に来たことがある。久しぶりに来れてうれしい」とあいさつ。参加者は初めてコカリナを手にする人から、すでに自分のコカリナを持ち、クラブに入っている人までいた。
黒坂さんは「基本ができていないと音がふらふらする。こんなちっちゃな楽器だけど、おなかを使って(腹式呼吸で)体全体で演奏してください」と、音出しから音数の少ない曲『かっこう』などを指導した。最初は音が細く、リズムもばらばらだったが、指導を受けるうちに力強くそろった音色へと変わっていた。
指導のほかにも、黒坂さんのコカリナとその妻、矢口周美さんのハープによる歌の演奏や同研修館のコカリナ講座のメンバーと三条おやこ劇場コカリナくらぶにおるコカリナ合奏もあり、参加者は木のもつ優しい音色をたっぷりと味わった。
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