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29日朝のドカ雪で市内交通網大混乱(2003.1.29)
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28日から続く強い冬型の気圧配置で、29日は明け方に大雪が降り、三条市では積雪が午前5時の8センチから9時には30センチと一気に増えた。市内のいたるところで渋滞し、とくに朝の通勤時間帯の交通は大きく混乱した。
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雪が視界を悪くし、積もった雪で渋滞す三条市興野地内の通称第二産業道路
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三条地域消防本部調べの午前5時の積雪は8センチ。このころから雷とともに激しく雪が降り始め、8時には25センチ、さらに9時には30センチに達した。
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ちょっとした接触事故が至るところで発生
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学校へ向かう高校生は、まるで映画『ホワイトアウト』?
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28日から続く大風は雪が強くなったころから西の風が平均で7から10m、最大瞬間風速も20m以上になり午前10時までに23.5mを記録している。気温は未明から氷点下になり朝の最低は午前9時の−1.5度だった。
三条市では、新たな積雪が15センチを超えたときを目安に早朝除雪を行っているが、早朝除雪を始めるのは午前2時。つまりこの時間が早朝除雪の出動を判断するタイムリミットだが、29日は通勤時間帯に差し掛かるころになってようやく目安に達しため、早朝除雪が間に合うわけがない。
通勤時間帯の除雪は、逆に交通の妨げになるので、全市一斉ではできない。29日は午前7時半から山手の団地で除雪を始め、日中は降雪や渋滞の状況をみながら幹線道路なども進めており、三条市では除雪の妨げになる路上駐車をしないよう求めている。
新潟地方気象台は午前11時過ぎに三条地域の大雪警報を発表。29日宵のうちまでの24時間予想降雪量は平野部70センチ、山沿い80センチ。
横なぐりの雪はで数メートル前の視界もなくなるほどで、通学の学生は、かさを差しても効果がない吹雪に顔をしかめて歩いていた。また、市内各所で交通事故も発生している。
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