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節分に向けて本成寺で鬼踊りの練習(2003.1.30)
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「節分」の2月3日、三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分大祈願会の名物行事、鬼踊りを前に踊りを演じる本成寺鬼踊り奉賛会(片貝幸久会長)は毎晩、本堂で練習を続けている。
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本番に向けて熱が入る本成寺の鬼踊りの練習
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会員は旧本成寺村、今の西本成寺、直江町、桜木町、条南町などに住む壇信徒で、24歳から55歳までの男ばかり22人。ことしも小正月明けの17日から週末を除く毎晩、午後8時から1時間半の練習を続け、日曜は施設や学校へ慰問するというハードスケジュールだ。
冬将軍に見舞われた29日の気温は午後9時−1.6度(三条地域消防本部調べ)。火の気のない本堂は吐く息も白く冷凍庫と変わらない。
本堂外陣には、すでに中央に12畳、両わきにそれぞれ8畳の舞台が設置してある。衣装は着ないが、鬼の面を着け、重いもので7kgもある金棒や掛矢を手に約30分間、片貝会長がたたくドラと太鼓に合わせて踊り、片貝会長や鈴木則義相談役らから「もっとゆっくり!」と厳しい指導の声が飛んだ。
「こ〜れこれこれこれ、もの〜どもよ!」で始まる口上や、鬼の笑い声や叫び声が夜の本堂に響きわたる。日中のにぎやかな本番とはまったく趣が違い、迫力は倍増。踊りは見ているよりもずっと激しく、踊り終えて面をはずすと顔は火照り、汗が流れていた。
鬼踊りは、鬼が7匹と三途川婆(そうずかば)と僧兵が3人の11人で踊る。鬼と僧兵1人ずつの2人は、ことし初めて踊りに挑戦する新人。鈴木相談役は「一人前に踊れるようになるには5年から10年かかります」と話していた。
本番の2月3日は、午後1時からと2時50分からの2回、鬼踊りを行う。臨時駐車場はコメリ四日町店で、午前9時からシャトルバスが運行される。
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