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加茂市議の合併の意思表示を掲載した『議会だより臨時号』(2003.2.1)
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加茂市議会合併特別委員会(今井詔一委員長・20人)は、1月31日午後1時から市役所で会見し、合併に対する議員の意思表示を掲載、市民に配布する『議会だより臨時号』について説明した。
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『議会だより臨時号』発行で記者会見する加茂市議会合併特別委員会
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会見には樋口浩二市議会議長、今井委員長、安中弘副委員長と各分科会会長、副会長ら7人が出席。樋口市議会議長は「私どもの任期もちょうどあと3カ月を切った。合併問題に対して、全議員がはっきりと意思表示を行なった。これらの是非については市民のみなさんの判断にゆだねるしかない」と話し、市民への情報提供はこの臨時号発行で終りにするとあいさつした。
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加茂市議の合併に対する意思表示を掲載した『議会だより臨時号』
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臨時議会だよりはA3判、4ページのカラー印刷で、1、4ページに昨年12月に市議20人全員が回答したアンケート結果、2、3ページにで市議一人ひとりの合併に関する意見を顔写真付きで掲載する。
アンケートは設問は25に及ぶ。最初の設問「加茂市の理想パターンを1つ選ぶとしたら」の設問は3者択一で、加茂市単独が8人、田上町と合併10人、県央東部と合併2人と、合併賛成派が反対派を上回り、田上町との合併が最も多かった。
さらに最初の設問の3つのケースを想定した見通しを「財政基盤の強化」、「保険料や幼児医療費」、「工業の進行が図られる」など24の設問で「そう思う」「変わらない」「そう思わない」「分らない」の4つから答えるとともに、市議を任意のアルファベットで表記し、匿名の形で全市議の回答結果を一覧表にした。
結果からは、単独でも合併しても「財政基盤」と「医療緊急体制」、「商業振興」はマイナスの評価で重要な課題としている。この臨時議会だよりは、3日に各区長に届けて全世帯に配布する。
市議のアンケートを匿名にしたことについて今井委員長は、本来は出すべきと考えたが3、4人の議員が強固に反対し、名前を出すなら発行の中止を求める意見もあり、発行しないより匿名でも結果を公開することを選択したとし、「出すことができなかったことは、加茂市の議会もそのていどの議会なんですよ」と答えた。
同委員会は、市町村合併に関して情報の少なかった加茂市で、合併の可否にとらわれずに諸問題の調査研究を目的に昨年3月5日に設置された。コンサルタントなどにたよらず、市議20人で調査研究を進め、中間報告として昨年10月に「議論と判断のために役立ててください」と県央6市町村の財政フレームなどを示した議会だより臨時号を発行している。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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