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三条市三柳で鬼の出前、13軒を急襲(2003.2.2)
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「節分」の3日より一足早く三条市三柳で1日夜、町内の青年部による鬼の出前が行われ、手づくりの衣装の鬼たちが子どものいる家を回って大暴れした。
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三条市三柳で大暴れの鬼に逃げまどう子どもたち
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三柳牛ヶ島青年部(原信也部長・39人)が行ったもの。どこの家も節分の豆まきで鬼はお父さんの役回りと決まっており、どうせなら町内の仲間で本格的な鬼になりきってやろうと、平成3年から行っている。
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出陣前の鬼一行の記念撮影
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午後6時半に三柳ふれあいセンターに鬼などを演じるメンバー12人が集結。赤鬼と青鬼と福の神それぞれ2人の配役をその場で決めて衣装を着け、今回は初めて小学6年生の男の子2人による子鬼も参加。出前を希望した家は13軒で、2つのグループに分かれて手分けして回った。
鬼は赤と青のスウェットの上下で、腹の中に座布団2枚を詰め、トラならぬヒョウ柄のパンツをはいた。面はプラスチックの漬物桶を切って鬼の顔を描いた。髪は赤と青のビニールひもをふんだんに使い、手には紙で作ったノコギリやオノ。
ビニールひもがキラキラして少々、ハイカラな鬼たちだが、子どもたちを脅かすには迫力十分。「うおー!」と雄たけびを上げて玄関を入って暴れた。
小学校低学年くらいだと「鬼はー外ーっ!」と豆つぶてで応戦するが、小さな子どもたちにとっては我が家で繰り広げられる地獄絵図に、鬼を見ないようにしたり、泣き出したりのパニック状態。それでもと豆をぶつけられ鬼が退散すると、代わって登場した福の神から菓子をもらって、みるみる笑顔を取り戻していた。
近年、地域コミュニティの見直しが叫ばれるが、この鬼の出前は古くからの家に限らず新しく越してきた家からの注文もあり、コミュニティづくりにも一役買っている。
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