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三条市のゴルフクラブメーカーの人工関節内蔵クラブに新製品(2003.2.11)
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ゴルフ用品開発・製造販売のビーエムジーエー株式会社(小出広市社長・三条市井栗)は4日、使う人に合わせた完全オーダーメイドのゴルフクラブの新製品「ナビテックアイアン Kaiser(カイザー)」を発売した。
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新製品「ナビテックアイアン Kaiser」を手に話す小出ビーエムジーエー(株)社長
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ゴルファーで手首や肩や腰などを痛める人が多い。同社は、その原因がスイング以上に用具に問題があると分析。地元企業の設計、鋳造、鍛造などの技術と医学博士、整形外科医師のゴルフ理論を融合させ、体に負担の少ないクラブを開発、商品化を目指して平成5年に創立した。
その後、人間の関節に似た構造を持つシャフトの開発に取り組んだ。軽量アルミ合金製の「人工関節スペーサー」をシャフト中間の内部に装着。スイングすると人工関節が曲がり、衝撃を吸収しながらボールの飛ぶ方向を安定させ、飛距離を伸ばすことに成功した。
こうして加工技術、人間工学の粋を結集して誕生した「ナビテックアイアン Kaiser」は、人工関節を装備し、長さ、硬さ、重さも自由に選べる。それも、身長、体重、握力、グローブサイズ、球筋、スイング、ヘッドスピード、現在使っているクラブでのスコアなど、数多くのデータを総合的に分析したうえで製作する。
シャフトカラーは100種近くあり、価格は5〜9番アイアン、ピッチング、アプローチ、サンドの8本セットで35万円から。ヘッドは、アイアンがチタンフェース、ほかが軟鉄フェース。
小出社長は「ゴルフクラブは有名プロがいいと言った商品が売れる傾向にあり、道具に人が合わせることが多い。当社ではその逆、人に合わせた道具を作ることを考えた」。
すでに人工関節を内蔵した同社のクラブは、愛好者の間で一定の評価を得ている。「通常のクラブは身長170センチ以上の人に合わせて作られており、体に合わないクラブを使うことで、いっそう負担がかかる。完全オーダーメードではその人に合わせてスコアアップできるように調節もします」と、オーダーメードのクラブに自信を見せている。問い合わせは同社(電話:0256-38-1104)へ。
■関連リンク
NAVITEC(ビーエムジーエー株式会社)
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