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ちゃりっぱ一周年記念の環境と自然エネルギー展(2003.3.2)
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県央地域を中心に環境活動を行うNPO法人、環境NPO良環(川瀬和敏代表・75会員)は1、2の2日間、県央サテ「ちゃりっぱ一周年記念〜環境と自然エネルギー展」を開き、省エネとリサイクルを考えるイベントを行なった。
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県央紗ティで開かれた「ちゃりっぱ一周年記念〜環境と自然エネルギー展」
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環境NPO良環では、放置自転車の有効活用やCO2削減などに取り組んでいる。昨年3月から三条市内の駅や商店街に5つの駐輪場を設け、だれでも使える共用自転車「ちゃりっぱ」を設置。1年の節目を記念して「環境にやさしい町づくり」をテーマにこのイベントを企画した。
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おもしろエネルギー教室で風車の電気実験の製作に取り組む子どもたち
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会場には、ちゃりっぱの1周年のあゆみ、おもしろエネルギー教室、エコロジーリサイクル展示販売、再生自転車オークション、会員の提供コーナーでは有機農産物販売、木工アート販売、切れはしアート、傘の骨修理教室、編物よろず相談、ミニマッサージ体験コーナー、ケーナづくり教室など、盛だくさんのイベントを行った。
ちゃりっぱは、昨年3月に40台でスタートし、同7月から市民の自転車の受け入れを始め、2月末には約110台に増えた。この1年、ちゃりっぱの損傷、部品紛失は954件あった。これらの統計資料や写真を展示し、ちゃりっぱをモチーフにした7枚組のポストカードを500円で販売するなどして活動をアピールした。
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木工アートの販売
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おもしろエネルギー教室のモーターにタケのプロペラをつけて風車を作る電気実験では、小学生が小刀で黙々とタケを削り、エコロジーリサイクル展示販売では、家庭雑貨や子ども服、廃油石けん、竹炭、それに会員が提供する減農薬米や手作りみそやモチなどにお母さんが興味を示していた。
通勤、通学、商用、観光と着実に市民に浸透している「ちゃりっぱ」。環境NPO良環はそのメンテナンスや乗り捨てられたちゃりっぱの回収に忙しく、川瀬会長は「巻や田上まで回収に行ったこともあります。やめるのは簡単だが、いい試みだと思っているので条件を緩和しながら継続していく」。
利用者の一部には私物化して改造、塗装する人もいるが、「市民の常識の範囲で使ってほしい」と川瀬会長は寛容。「ちゃりっぱのアンケートをとると、ありがとうと感謝の言葉が書かれていたり、借りる人とあいさつをかわしたりして、人と人とのつながりが広がっていることがうれしい」と環境と同時に地域コミュニティの再生の手応えも感じている。
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環境NPO良環
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